テレビを見てると「今の世の中への不満と不安」をあおるようなニュースやら報道ばかりです。
少子高齢化、財政赤字、進みすぎた円安、低下するGDP、上昇する物価と上昇しない賃金、難しい隣国たちと安保問題、地震や大雪やらの自然災害、片付かない福島原発問題、低年齢化する犯罪、危険ハーブ、大変です。
テレビの画面を流れては消えていく、そんな「不安だらけ」をぼーっと眺めてると、「あー、よくわからんけど、今の世の中はきっと史上最悪なんだなー」というような気がします。
でも、です。
今の日本の世の中は恐らく、100年200年くらい前の人が思い描いた「理想の素晴らしい社会」の、そのかなり上を行っていると思うんです。
少なくとも建前上は「機会の平等」は保たれています。出自や才能によっての差はあっても、「努力したくてもする機会を与えられない差別」は無いです。これって凄いことです。
例えばお隣の中国では、、、
農村に住んでる何億人もの人は、農村に生まれたという理由でなかなか都会で合法的に就職修学できないし、引っ越しもままなりません。沿岸部の大都市と違って、国民の大部分が暮らす貧しい農村には外国のテレビ局は入れないから、日本人は中国という国がそういう差別的な制度の上に成り立ってるって知りません。
日本の平等社会、決して完璧ではないけど、少なくともアジアでは一番。
あと、治安問題。治安が悪くなったって言われてますが、
例えば日本の殺人発生率は10万人あたり年間0.35人。世界202の国と地域で197位です。日本の上を行ってるのは、香港、モナコ、シンガポール、リヒテンシュタインといった都市国家だけ。
日本の、これだけの国土と人口を擁する国でこの数字は奇跡的らしいです。
ちなみにアメリカは4.69と、日本の10倍以上。韓国も2.60と約8倍。ひどいでしょ??
平均寿命は女性世界1位、男性世界4位。人口1おくにんを超える国家ではダントツ。
そして、何よりも悲しい赤ちゃんの周産期死亡率(妊娠後期の流産と生まれた赤ちゃんの死亡率)は出産1000に対して4と、これも世界最低レベルです。たしか世界5位には入ってるはず。
恐らく、医療や健康といった面では、これ以上求められてもムリ!という「理想の世界」
それでも日本人はさらに上を目指して悪戦苦闘しています。
日常生活では、例えば国民のひとりに一台携帯電話が普及して、以前とは比べものにならない低価格と高性能。
ガソリン1Lで30km走る自動車もザラ。
安いコストで快適な建物を作る工学も発達しまくってて、若い人向けの、値段の手頃な賃貸アパートも、昔の四畳半アパートとは比べものにならない快適さです。
24時間、美味しい食べ物が買えるコンビニが広まって、休みの日に車で買い出しに行けば、昔よりも低い所得比率で豊富な食べ物が買える超大型ショッピングモール。
機会の平等があって、社会は公平で、医療は発達して、移動も自由。住むところも快適。不満は無いはずの「理想の社会」です。
言い換えれば、楽園です。
「それてもまだ足りない。理想の社会じゃない!もっともっと上を目指さなきゃだめなんだ!」という上昇思考を持つ方もおおいのでしょう。最初述べたように、マスコミは不安不満の騒乱だらけ。
でも、そればっかりでは、人間いつまで立っても幸せな社会に辿り着けないのでは?と思ってしまいます。
例えば、アイスクリーム。
昔は王様でも天皇陛下でも、年に一度か二度しか口にできなかった氷菓。
日本では、高貴な方々が、冬の氷を地下の氷室にとっておいて、夏に、溶け残った氷を削って葛や蜜をかけて食べたそうです。
西洋も似たようなもので、イタリアの富豪メディツィ家が、アルプスの万年雪を運ばせて、クリームや果汁をかけて供したと。
とにかく、大金持ちのとんでもない道楽だったアイスは、当時の庶民の年収の何倍もの値段だったそうです。
それが、時代が進んで、「夏の暑さをしのぐ食べ物」になって、みんなに行き渡り、
僕らが子供の頃は、冬になると、お店のアイスのケースにはフタがされて、販売中止になってました。
でも、現在の楽園日本では、
アイスクリームをおいしく食べるために、わざわざ部屋を温めて、こたつ入れて、アイスをコンビニ行って買って来るということも庶民の喜び。
これって、メディツィ家も天皇陛下も王様も、当時は思いつきもしない贅沢なんだと思うんです。
おかしいだろ?雪振ってるのにアイス?
寒けりゃ暖かいもの食べたらいいのに、部屋を暖めてアイスを食べる!という、、
、
日本人は、ほんのちょっと前の天皇陛下よりも面白おかしい、楽園みたいな暮らしをしているわけです。
それなのに、それなのに、、、
「前年同月比が下がった!」と焦る人たち。楽園に不満の、みんな。
きっと、今の日本に不満を持つ人は、
どこまで行っても手に入らない逃げ水を追いかける砂漠のさまよい人みたいに、ずーっと何かを追いながら死にたいのでしょう。
前年同月比はあげるべきものと信じて死んでいく人たち、気の毒です。
「足るを知る」という言葉をだいじにしたいものです。
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なが.
































