映画「これでいいのだ」 | 名越稔洋オフィシャルブログ「とりあえず乾杯デショ。」by Ameba

映画「これでいいのだ」

稀代の天才漫画家
故・赤塚不二夫氏のフィクション
まじりの伝記映画です。

正直、なぁんとなく観たんですが
良かった。

人にはみんな人それぞれの違った
生き方がある。

当たり前の話だが人は意外とその
事実を恐れる。

違いとは時として不安の種であり
道なき道を歩むという、恐怖さえ
感じさせてしまう。

でも、それこそが正に個性であり
違う道を歩むことが個性なのだ。

そして個性の成就は1人だけでは
成し得ない。

道なき道を歩む不安、そして避け
られない障害を乗り越えるための
理解者が必要となる。

しかし理解者は金では買えない。

個性を成就させようとする信念に
共感してもらえて初めて得られる
かけがえのない仲間なのだ。

人に嫌われるバカがいる。

人に愛されるバカもいる。

バカボンも赤塚不二夫氏もハンパ
なバカではなかった。

日本中から愛されたバカだった。

だからこそ彼らは天才だった。

これでいいのだ。