アメリカン・ギャングスター | 名越稔洋オフィシャルブログ「とりあえず乾杯デショ。」by Ameba

アメリカン・ギャングスター

クロウとワシントン。

良い組み合わせのキャスティングの映画ですが、
ラッセルクロウが刑事。
という役どころだけで、どうしても
「L.A.コンフィデンシャル」に見えてしまうのが気になる。

と、批判から入りましたが
最高に見ごたえありました。

ヘタするとなんちゃってゴッドファーザーになりそうな脚本を、
リドリースコットが
見事に独自のブレてないノンフィクション作品に
仕上げてます。

ラストのある意味意外なドラマと、爽やかささえ憶える空気感へつながる辺りはブラックレイン的。

いや、それ以上か。

70年代のベストヒット満載のサウンドも最高。
劇中挿入歌をバラバラと聴くだけでも良い感じ。
なかには使い方にビックリした楽曲もあって、
超勉強になりました。

骨太な本物の映画、
是非観てみてください。