オタクといえば、萌えキャラが好きで、年がら年中エロいことばかり考えているんだろ、と思われがちかもしれないが、私は、世のオタクが最も多くする妄想は「俺最強!」妄想だと考えている。
もちろんエロい妄想もすると思うけど、大体のオタクが必ず通る妄想は、「俺最強!」という妄想。
例えば“脳内の自分”は、めちゃくちゃ喧嘩が強くて、武器を持った何十人もの不良集団を相手に、その身(素手や頭突き、蹴り)だけで勝つ、という妄想をしたことがあるオタクは多いと思う。
かくいう私も、女だがそういう妄想をしたことがあるし、女オタクも自分が強い妄想したことがある人は多いのでは。
男性キャラに守ってもらうんじゃなくて、自分も一緒になって戦う妄想をしたことがある女オタクもいると思う。
それが私だ。
それ以外には、めちゃくちゃ運動神経が良くて、アクロバットが得意という妄想もしたことがあるオタクもいると思う。
これも私だ。
特に影響を受けまくっていた時期というのが、分かる人には分かる『らんま1/2』にどハマリしていた10代の頃。
『らんま1/2』を読んだことがある人なら、一度は登場人物たちの身のこなしに憧れたことがある人は多いと思うけど、私もそうだった。
軽々と屋根の上に登ったり、屋根から屋根への移動、高所での戦闘シーンなどを見て憧れたり、自分もそれができる妄想をしたことがある。
あと漫画ではないけど、『ドラゴンボール』シリーズのアニメを観てた時は、頑張ったら空を飛べるというか、ちょっとぐらいなら浮くことができるんじゃないか?と思ってた。
なんか、そういう話があったやん。
最初は浮くことができなかった女の子が、悟飯に教えてもらって、何回も練習(訓練?)するうちに習得する話。
あれを見て、私も訓練すればできるかもしれないと思ってた。
もちろん『ドラゴンボール』は、あくまでフィクションで、架空の世界と架空の人物であるということは百も承知してるけど、そういう妄想したことある。