我が子を命がけで守った伯父 | 複数の界隈の掛け持ちオタクによる雑多なブログ

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過去にこのブログで何度か書いたと思うけど、私の伯父(母の兄)は、私が高校生の時に交通事故で亡くなっている。


伯父はその当時としては結婚するのが遅かったけど、子供(私から見たら従妹)を物凄く可愛がっていたらしい。
(あとで聞いた話)


伯父はその従妹が、4歳か5歳の時に事故に遭って亡くなったのだが、そんな小さな子供を遺して亡くなってしまうというのは、どんなに無念だっただろうと今でも思う。


伯父が亡くなった事故は、伯父夫婦と従妹が乗る車に、別の車が猛スピードでぶつかってきたという事故で、事故が起きた時、車を運転していたのは伯母で、伯父と従妹は後部座席に座って乗っていて
(従妹はチャイルドシート)
事故が起きた時、伯父はとっさに子供を庇ったそうだ。

だから、従妹は両足骨折と左右どちらかの腕に大ケガを負ったものの、顔や脳には何の損傷もなく、だから助かったと聞いた。


とっさに伯父が庇わなければ、亡くなっていたのは、従妹だったかもしれないと、大人たちが話していたのを覚えている。


ちなみに伯父の通夜と葬儀には、従妹と伯母(伯父の奥さん)は参列していない。

従妹も伯母も怪我の状態がかなり酷く、自力で起き上がれる状態じゃなかったから。


伯父が結婚して子供が生まれるまでというか生まれてからも、実の子のように可愛がってくれた大好きな伯父だったので、亡くなった時はショックだったけど、その子供である従妹と伯母が助かって本当に良かったと思う。


でも、ふとした時に「事故さえなければ」と思うことはある。

スピード違反の車が横からぶつかってこなかったらとか、事故が起きた時間にその道を通ってなかったらとか、いろいろ考えることはある。


犯人への憎しみが全くないわけではないけど、それ以上に「たられば」や疑問が浮かんでは消える。


きっとこれは、事故で家族や身内、友人、恋人など大切な人を亡くした人なら誰もが何度も考えたことがあると思う。