今日で阪神淡路大震災から28年。
当時は小学生だったけど、当時ののことは今でも普通に覚えている。
震源地から離れた奈良でもまあまあ強い揺れがあり、棚に置いていた学校用品とか人形やおもちゃなどが床に散乱して、それを片付けてから学校に行った記憶がある。
昨日YouTubeで、ABCテレビがアップした阪神淡路大震災が発生した当日に、現場近くの病院で指揮を執っていた松田医師(故人)の動画を観たけど、松田医師はその当時は医療従事者の間でも普及していなかった、トリアージを指示した人で心肺蘇生のために心臓マッサージをしている若手の医師や研修医に向かって、止めなさいとストップをかけて、「助けられる命を助けなさい」と言っていたのが印象的。
その映像を撮らせたのは松田医師本人だという情報があったから、そう思ったけど、ビデオを回していた医師が自主的に撮影したという情報もあり、どちらかは分からないけど、あの映像は全国放送のテレビで流してもいいと思う。
今ではトリアージという言葉や意味が一般の 人たちにも浸透つつあるけど、それでも話に聞くのと実際に経験するのとでは全然重みは違うと思うし、ましてや阪神淡路大震災があった時は医療従事者の間でも知られてなかったわけだから、
目の前で「助からないからやめなさい」と言われた傷病者の家族さんはもちろん、指示した松田医師も、指示を受けた若手の医師や研修医の人もつらかっただろうな。