一昨日になりましたが、TOKIOの、山口達也を除く4人が記者会見してましたね。
「相談して、もう今回警察のお世話にもなって、１番大事なのはやっぱり被害を受けた方とそのご友人がいる。これだけ大きなことを起こしてしまったので、もちろん今は絶対飲まないと決めて今後やっていくことを考えていかないと行けないと思いますし、それはまだ、考えはいたっておりませんが、今は飲まないと決めています」
ニュースで一部しか観てないけど、やっぱり山口達也はアルコール依存症なんですな。
酒に関するヤバいエピソード満載っていう。ロケでもお酒臭かったとかね。
何回も日記のネタにしてしまうのは、本当に他人事に思えないからです。
アルコール依存症。
ストレスMAXのときは自分も依存症スレスレだったんで。
さすがに会社で酒臭いことは無かったですが、未だあの生活を続けてたら確実に山口達也コースまっしぐらだったろうなと思ってます。
ちなみに、当時の私の酒量ですが
これだけでグラス7杯。
プラス、写してないけどボトル2本丸々空けてます。
この日は多い部類でしたが、それでも毎日ボトル2本は空けてました。
酒は強いほうですけど、年を取ったのと、ずっと呑んでいた分、肝臓へのダメージの蓄積もあったんでしょう。
段々酔い易くなったし、翌朝ダルくなるという経験もするようになりました。
とうとう、呑んだ夜の記憶の一部が飛んでいるといった経験をするようにもなりました。
友人と呑み会を予定していて、お店に予約の電話をしたんです。
そうしたらお店の人が、昨日予約の電話をいただいていますよと言うんですよ。既に予約されているから大丈夫ですよと。
マジか。
全然記憶にない。
予約は大丈夫かもしれないが、私の頭は全く大丈夫じゃない。酔ってるときに予約したことを、私は全く覚えていない。
これは本当に怖かったです。
どんなに呑んでも大丈夫と思っていたが、実は忘れているだけなんじゃないのか。
人やお店に迷惑を掛けまくっているんじゃないのか。
私は酒によって過食も進むので、太るわアル依スレスレだわ、これで他人様にも迷惑掛けてたら何もかも最悪です。
その頃、同じ大腸検査で引っ掛かった同僚が大腸癌で亡くなり、さすがにバカな私も、この状態を何とかしなければと思いました。
私が酒にハマったのは、悪い言い方をすればホストクラブにハマったのと同じようなもんです。
仕事は残業が多いので、夜は基本外食です。
元々酒飲みです。
店に行って、食べて呑む。
飲食店は、お酒での儲けがいちばん大きいです。
お酒を沢山呑んでくれるお客さんは良いお客さんなんですよね。
この客は呑んでくれると分かれば、良いおもてなしをしてくれるわけです。
美味しいもの食べて、お酒呑んで、お客さんお客さんともてなしてくれれば、そりゃ気分良くなりますわな。
仕事のストレスをお店で発散し、しかし本質的なストレスは解消されていないので、呑んだ後過食で更に発散する。
太る。
それもストレスになる。以下ループ。
分かっていても止められないのが依存症です。
アルコールは太らない、おつまみを油っこいものにしなければ平気とか言われますが、んなこたあない。
1.体脂肪が付き易くなる
アルコールが体内に入ると肝臓は、最優先でアルコールを分解します。解毒のためです。
アルコールが分解されて出来たアセトアルデヒドを、更に二酸化炭素と水に分解し排出します。
アルコールの場合、余ったカロリーは汗や尿になり排出され、体脂肪にはほぼなりません。
しかし、肝臓は解毒排出を優先してしまい
その他の栄養素の消費は後回しになってしまう。
後回しにされた栄養素は、消費されずに体内に残ってしまうと脂肪として蓄えられます。
アルコールが体内に残っている間は、飲む前・飲みながら・飲んだあとに食べた物のカロリーは、消費されにくい状態です。
特に、肝臓の大切な役割である「グリコーゲン（一時的に保存するカロリー）を肝臓や筋肉に貯蔵する」という役割を出来なくなると、
行き場を失ったグリコーゲンは、中性脂肪となってしまいます。
その中性脂肪が体脂肪になります。
2.炭水化物を食べたくなる
グリコーゲンの貯蔵が行われていないと、血糖のコントロールも低下します。
血糖値が上がりにくくなり、満腹感を得られにくくなります。
すると、すぐに糖になりやすい炭水化物などを食べたくなってしまう。
呑んだ後に〆のラーメンなどを食べたくなるのは、これが理由とも言われています。
3.食欲が増進する
アルコールは、心臓の動きを盛んにします。
すると血液の循環が良くなって、胃液の分泌も多くなる。
食欲が出てきてしまい、大量に食べてしまいます。
酒量を守り、一緒に油っこいものを食べなきゃいいというのは、ダイエットでどうしても酒を止められない場合の逃げ道であって（それはそれで大切なんですが）
そもそも酒は太る要素満載っつーことです。
前も計算しましたが、カロリーオーバーの例ですと、私の場合
朝：200kcal
昼：400kcal
夜：500kcal
ワインボトル2本：1100kcal
部分過食食い：400kcal
私の基礎代謝は多く見積もっても1500kcal。
どう計算しても毎日1100kcal蓄積されている。
1kg太るのに7000kcalだから、1カ月で5kg増える計算です。
もっと呑んでる日もありましたから、一週間で3kg太るとか余裕です。
分かっていても呑む。
今日は食事だけと思ってても呑む。
1杯で止めておこうと思うのに1本空ける。
過食はすまいと思うのに、大量の炭水化物を買って帰って爆食いする。
アルコール依存症かどうかをチェックできる、簡単なテストがあります。
アルコール依存症スクリーニングテストというやつです。
マジで私は依存症スレスレでした。
私と同じように、酒が過食の原因のひとつとなっているかた、是非一度チェックだけでもしてみてください。
キリン：
アサヒ：
山口達也の謝罪会見で、怖かったのは次の一問一答。
記者からの「（今後の）お酒へのつきあい方は？」という質問に
「相談して、もう今回警察のお世話にもなって、１番大事なのはやっぱり被害を受けた方とそのご友人がいる。これだけ大きなことを起こしてしまったので、もちろん今は絶対飲まないと決めて今後やっていくことを考えていかないと行けないと思いますし、それはまだ、考えはいたっておりませんが、今は飲まないと決めています」
仕事も仲間も世間の信用も全部失ったのに、今が過ぎたらまた呑むつもりなんだ。
ウソでも、金輪際呑みませんって言えないんだ。
私も節酒レベルで、断酒はできていませんから、彼のこの一言も本当に他人事とは思えないのでした。
このあと彼は入院したそうですが、本気で治そうと思わない限り、また「今は」って言っちゃうんだろうなあ。
この、「今後二度とやらない」が、いちばん難しいんですよね。酒も過食も。