はらいせのもんだい。 | おふらんすなパキスタン夫と メイド・アズ・ジャパンな妻。

おふらんすなパキスタン夫と メイド・アズ・ジャパンな妻。

カラチで出会い、カラチで結婚し、カラチで生活し、今はニッポンでの日々を

お気楽に過ごす中年夫婦のお話。

先日、テレビのある情報番組を見ていたら、


「奥さん、アナタは夫婦ゲンカのはらいせをどのようにしますか? その方法を教えて下さい」


という内容の、小さいコーナーをやっていた。






うふふふ。(←不敵なふくみ笑い)







ブログじゃ、1日24時間、1年365日、常にお互いを思いやり、片時も離れず、仲良し子よし、


おしどり夫婦やっていますが、夫も私も、単なる「人の子」です。


そりゃ、ごくたまーに、相手に対してムカつくことだってありますし、「意見する」場合もあります。


ただ、夫は、俗に言うところの「結婚適齢期」をハナっから放棄した挙句の国際結婚で、


私は、バツイチ・子ナシ・そこに山があるから登っちゃうのさ的山オンナですから、


意見の相違が生じてぶつかりかけた時でも夫はタバコ持参で庭へ出てゆき、妻はトイレにこもって


「うーん・・・・・ま、いいか。」


てな具合にクールダウンするのも、わりあい簡単なわけです。


なにしろ、私たち夫婦の間には「かすがい」が存在しておらず、お互いに片目をつぶりあって人生の荒波を


わたってゆくのを善し、としている関係上、


我が意見をしつこくガタガタ言いあうのも時間とエネルギーの無駄だからアホらしいし、


このトシになって今さら相手にこびへつらうのもなんだかみっともない。


何か特別に言いたいことがあれば、端的に、わかりやすく、理由を述べさえれば、それで大抵のことは


つつがなく終了・・・・となります。


こういっちゃナンですが、私たち夫婦は、「無駄な殺し合いをしない野生動物」と似ている気がします。


しかし、


「この、おふらんすの、アホ、アホ、アホ・・・・・・」 とつぶやきつつ米をとぐ妻とか、


「何度話して聞かせてもこのオンナが理解できないのはオレの説明力不足だろうか」 等と自己嫌悪に


陥ってしまう夫が、


・・・・・・やっぱり、いる。





で、ハナシは、テレビ番組の「はらいせ」に戻ります。







番組スタッフによる、新婚からベテランまで、幅ひろい年齢および経験をもった奥様方への


街頭アンケートによると、


「無視する」 が一番多かったそうです。


最長は3日・・・・だそうですから、この回答をされた奥様はかなりのツワモノ、とお見受けいたしました。


私のように、「ねー、ねー、聞いて、聞いてー」 等とおしゃべり好きな妻にはとうていマネできません。(泣)


ご主人の洗濯物をのばさずに干す・・・・とか、


ご主人からのメールの返事を事務的表現でもってかえす・・・・・とか、


へなちょこ妻にとって、なかなかよい勉強となったひとときでした。








ちなみに、私の密かなはらいせはインドやパキスタンではとてもポピュラー。


「翌日の昼食もしくはお弁当のカレーにたーくさんレッドペッパーを入れ、涙が出るくらい辛くする」


のですが、これは、かなりイケます。(笑)


コトを忘れた頃に、家の外で、肉体的、かつ、精神的にテキを追い詰めるのにはもってこい。


しかも、その日の夕方、夫がお土産を持ち帰る可能性も非常に高いです。







何事もなかったような顔でケーキを分け合う私たちって・・・・・ヘンかなぁ。 (笑)