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次に、よかったところ、問題がないと感じたところ




①水深カウンター表示



PEラインの学習機能もシマノらしく簡単で、実釣中の誤差も少なく問題なし。



オシコンCTやバルケッタのシリーズと使い勝手は同様かなー




また、情報表示のデジタルカウンターには、水深がリアルタイムに出るため、探見丸本体に目線を向ける数が減りました。



いつもテンヤが水面下にある時に、何度も探見丸の画面を見ていましたが、手元を見ればすぐわかるので、視線が散るのが減りました。



それと、デジタルカウンターは、偏光グラス越しでも見にくいということはなかったです。





②モーター



力強く安定した巻き心地で、楽々モード、速度一定モードともに400シリーズと同様に使えるレベルです。



耐久性やバッテリーの燃費の確認は今後使いながらということでー





③ケーブルの取り回し位置



多くの電動リールは、ハンドル側の反対側(パーミング側)に電源コネクターの差込口があります。



ハンドル側にケーブルを取り回せるので、竿置きにセットするときに自然に気にならなくなりました。



もちろん実釣中もケーブルを邪魔に感じることはなかったです。




④タッチドライブ



ジョグダイヤルのアナログ感に慣れきった私でしたが、思った以上にすぐに順応できました。



タチウオを掛けた直後の急激な食い上げには、戸惑ってしまい対応ができなかったことが何度かありましたが、中間速の設定があるNewフォースマスター600は、思わずボタンを押し込んでしまってもワンクッション制御がかかって、魚をバラさずに済みました。



なお、タッチドライブのボタン操作は、初めは下の写真のように親指を添えていました。






使っていくにつれ、親指の圧力を制御する様に、下の写真のようにタッチドライブの外側に親指をかけ気味にして、親指の外側で薄くボタンを押すと、微調整ができました。


また、増速、減速の親指の移動もタッチドライブの左側面に沿って上下に動かすだけなので、誤動作も減らすことができました。





⑤探見丸子機とのアクセス



探見丸子機に、リールIDを登録すると、リールの様々な情報が画面に表示されます。





今回初めて接続してみましたが、接続は簡単で、仕掛けの軌跡が表示され、非常に興味深かったです。



フォール中のテンヤの位置はもちろん、テンヤの誘い上げた軌跡、誘うためのステイした棚、回収の状況と、直感でわかりやすく、次の一手の戦術を考えるのに役立ちそう。



釣業界にハイテクが進んでいるのを実感しました。



反面、知りたくない情報を知ってしまうことがありそうで、少し怖くも感じますね〜





私はまだまだ使いこなしていませんが、他にも探見丸との通信で使えそうな機能がたくさんありますが、それらは少しずつ遊び心をもって試していこうと思います。







最後に、気になったところです。




①リールの微速を入れっぱなし



微速を1の速度でも安定した巻き上げが維持されて安定感がありますが、モーターの振動が気になりました。



シーボーグ200Jでは感じなかった振動です。



音はあまり気にならないのですが、モーターの振動がロッド全体に共振していて、微かな魚信を見逃すかも…と感じました。



モーターや各駆動部の慣らしができていない新品だったからでしょうか…



もしくは、硬いロッドを使っていたかもしれませんので、次は違うロッドで試してみようと思います。




②スピードクラッチの使用感



クラッチを切った状態でクラッチレバーが元の位置に戻ります。



仕掛けを投げ入れる時やサミング中も、クラッチレバーがずっと親指に触れたままで違和感を感じました。



これも慣れないと解決できませんが、慣れすぎると他のリールで戸惑ったりして



再度クラッチレバーを押し込むとクラッチが噛み合いリールの操作が可能になります。



片手で操作する時には、よい機能に思います。



私としてはこの機能を残したままで、クラッチを切った時にクラッチレバーが押し下がった状態になってくれれば、他のリールと同じ感覚で使えるので、暇ができたら改造してみようかと保留事項に。





③パーミング



右ハンドルの私は、当然左手でリールを支えて、誘い〜やりとりまで行います。



左手の指が当たる微妙な位置は当然違和感がありましたが、これは完全に慣れの問題。



使っていくと慣れるはずです。




④ロッドとの隙間、ガタ



これは相性⁈  シマノのロッドと揃えろということでしょうか

それとも、神経質になり過ぎなのでしょうか



ハンドリングの時にリールシート内でリール本体がガタつくと気になるので、リールが動かないようにリールシート前方に、合皮の布を貼りつけました。





これでリールとロッドの一体感が増し、さらにリールの取付け時にロッドのフォアナットを無理に締める必要はなくなります。



リールフットのガタとりは、シーボーグ200Jをダイワのロッドにセットする時にもやっていましたので、私的には問題なしです。





以上、これから使っていくうちに、よい点、気になる点が出てくると思いますが、さすがのシマノ製リールと思える満足いく仕上がりでした。





私にとって、ソルトウォーターリールの大敵は「潮ガミ」です。



潮ガミとどのように付き合っていけるかで、リールの好き嫌いが出るかもしれません。



欲を出せばキリがありませんが、永く使っていくために大切なのは、メンテナンスと定期オーバーホールです。



日頃のメンテナンスで、新品同様の性能を可能な限り維持できれば、このリールとも末長く付き合えると信じています。



手に馴染むまでフォースマスター600を使ってみようと思います。