こんばんは。なでしこ鍼灸治療院の緒方です。

いつもこのブログ記事を読んで戴き、ありがとうございます。

 

『毒になる親』の著者であるスーザン・フォワードは、近著

Mothers Who Can’t Love : A Healing Guide for Daughters

(日本語訳『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』)の

 

「第二部 母親に与えられた傷を癒す」で、

「毒になる母」「愛情のない母」を持つ娘が、

その傷から回復する為に役に立つ課題を紹介しています。

 

このブログでは、母親から与えられた傷を癒す為の

課題の具体的な内容については触れませんが、

 

スーザン・フォワードは、

「毒になる母」「愛情のない母」を持つ娘について、

詳細に分析、解説していますので、

そちらの方をお伝えしています。

 

「毒になる親」の「毒」とはどういうものなのか、

母親に与えられた「傷」とはどういう傷なのか、

何故、毒親を持つ子どもは一生苦しむのか、

その「苦しみ」とはどういうものなのか、

 

等を、ご理解戴く手がかりになると思います。

また、ご理解戴きたいとの思いから綴っております。

 

 

2016年 9月29日の記事  「『いいセラピストを選ぶためのガイドライン』:『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』(スーザン・フォワード著)を読みました 81」

http://ameblo.jp/nadeshiko-shinkyu/entry-1220476419.html     からの続きになりますので、こちらの記事より順に読んで戴きます様、お願いします。

 

 

2015年12月6日の記事

「『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』(スーザン・フォワード著)を読みました 1:はじめに」

http://ameblo.jp/nadeshiko-shinkyu/entry-12103555919.html   より、 

 

『毒になる親』の著者であるスーザン・フォワードの著書

Mothers Who Can’t Love : A Healing Guide for Daughters』の日本語訳

『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』(201510月に出版) について綴っています。

 

※特に、次の過去記事は目を通して戴きます様、お願いします。

2015年12月28日の記事

「『親』ではなく『毒』の棄て方を説いた本:『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』(スーザン・フォワード著)を読みました 7」 

http://ameblo.jp/nadeshiko-shinkyu/entry-12111030998.html

 

※毒親とは

  毒親(どくおや、英:toxic parents)とは、

児童虐待※などで一種の毒のような影響を子供に与える親のこと。
元々は、アメリカの精神医学者、スーザン・フォワードが著した『毒になる親

(原題:Toxic Parents)』から生まれた俗語である。

 

この本は、原著が1989年にハードカバーで出版され、

日本では1999年にハードカバー版が毎日出版社から、

2001年に文庫版が講談社より出版された。

 (ウィキペディア「毒親」より抜粋)

 

※児童虐待については、 2013年7月8日の記事

「児童虐待と摂食障害の精神科合併症・拒食症の発症要因:摂食障害を学ぶ30」  

http://ameblo.jp/nadeshiko-shinkyu/entry-11569095289.html より9回に渡ってお伝えしていますので、ご参照下さい。 

 

 

 

特に児童虐待の定義については、 2013年7月9日の記事

「児童虐待の定義・児童虐待と摂食障害の精神科合併症②・拒食症の発症要因:摂食障害を学ぶ31」

http://ameblo.jp/nadeshiko-shinkyu/entry-11569457912.html  がご参考になると思います。

 

 

毒親のような女性にならない 1:『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』(スーザン・フォワード著)を読みました 97」の続き

毒親のような女性にならない 2:『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』(スーザン・フォワード著)を読みました 98

 

 

『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』で述べられている

 

「毒になる母」、「愛情のない母」を持つ娘が

「母親のようにならない」ための方法についてお伝えします。

 

※(  )内の数字はその文章が載っているページ数です。

※文中の赤字、太字、下線、※、注、改行(一部)は、私が個人的につけたものであることを、予めご了承戴きます様、お願いします。

 

毒親のような女性にならない 2

第二部 九章 怒りと悲嘆から英知は生まれる」より抜粋

 

スーザン・フォワードは、著書

『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』の第二部で

「毒になる母」「愛情のない母」を持つ娘が、

その傷から回復する為に役に立つ課題を紹介するにあたって、

 

次の様な人は専門的な治療を優先する様、勧めています。

 

・「子ども時代に肉体的あるいは性的な虐待を受けた」(P161)

 

・「現在、苦しみをまぎらわせるためにドラッグやアルコールを利用している」(P161)

 

・「鬱状態※に苦しんでいるか、過去にそうだった。」(P161)

 

この点を念頭に置いて戴き、以下の文章を読んで戴きます様、お願いします。

 

※鬱状態(うつじょうたい)とは

気分が落ち込み、感情・意欲・志向などの精神活動が低下した状態、何事にも興味・感心を持てなくなり、不眠や過眠、食欲不振や過食、倦怠感(けんたいかん)などの身体時症状があらわれる。

 

悲観的な考えにとらわれ、自殺を考えることもある。鬱病(うつ病)や双極性障害(躁鬱病:そううつびょう)などの気分障害※のほか、身体的疾患やストレス、薬物の影響などによっても起こる。抑鬱状態。

(コトバンク「鬱状態」より抜粋)

 

※気分障害(特にうつ病)については

2013年8月19日の記事

「気分障害と摂食障害:摂食障害の精神科合併症(1):拒食症の発症要因:摂食障害を学ぶ39」

http://ameblo.jp/nadeshiko-shinkyu/entry-11595925837.html

より8回に渡ってお伝えしていますので、ご参照ください。

 

 

「一見、サマンサは

アリソンとはまったくちがうタイプの女性に見えた(四章参照)※。」(P201)

 

 

※サマンサのエピソードについては、2016年 5月 3日の記事  「『コントロールばかりする母親』の特徴・前編:『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』(スーザン・フォワード著)を読みました 33」 

  http://ameblo.jp/nadeshiko-shinkyu/entry-12118700494.html    より11回に渡ってお伝えしていますので、ご参照ください。 

 

※アリソンについては、 前回 2016年11月31日の記事  「毒親のような女性にならない 1:『毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル』(スーザン・フォワード著)を読みました 97」 

 

   http://ameblo.jp/nadeshiko-shinkyu/entry-12220623099.html   を ご参照ください。 

 

 

そして大人になったサマンサは、

まだいくつもの感情を抱えたままで、克服してはいない。

 

 

傷ついた子どもは彼女の中でまだ生きていて、

その子どもは傷つけられることを恐れているのだ。

 

 

サマンサの仕事での爆発、しだいに短気になることは、

まさにその証拠だ。

 

 

人はしばしば怒りを爆発させることで、

無防備な自分を守ろうとするのものだ。」(P202)

 

 

 

 

自分のどこが悪いのかを見つけようとずっと努力し、

 

母親の愛と賞賛を獲得する方法を探してきた娘にとって、

 

実はこれまで幻想を追い求めていたと認めることは

ターニングポイントになるだろう。」(P206)

 

 

「娘は怒りを抑えこみがちだ。

 

そのため古い傷や記憶を刺激されると、

怒りを爆発させてしまうこともある。

 

 

それは

プライベートと仕事の両方の人間関係を危険にさらす。

 

 

あるいは

怒りを抑えこんでいるせいで肉体的症状が現れる女性もいる。

 

 

かたや怒りと積極的に関わって、

母親に怒鳴ることで怒りを表現している女性は、

自分が危険な感情をうまく扱っていると考えているかもしれない。

 

 

しかし、怒鳴ることは

何も言わないことに劣らず役に立たない。

 

 

それによって

あなたは子どもに戻り、信頼を失ってしまうだろう。

 

さらにまずいことに、それでは変化することができない。

 

 

あなたが怒鳴りはじめたら、

母親はあなたの言っていることを聞いていないからだ。

 

あなたはかえって力を失ってしまう。」(P207)

 

 

「娘は母親との関係で苦痛が大きくなっていくにつれ、

重要な選択を迫られる。

 

 

自分の感情とどうにか折り合いをつけ、

それを本当の変化へ導いてくれるものとして利用するか、

 

あるいは、

そうした感情のまま、人を傷つける不適切な行動をして

苦痛から自分を守ろうとするか - まさに母親がしたように。

 

 

むずかしい感情と折り合いをつけ、

それが教えてくれるものを学ぶ勇気を持つことは、

 

母親のようにならないために

いちばん有効な方法だ。

 

 

そして、それによって、

母親がほとんど与えてくれなかった

本物の愛情があふれる人生へと踏みだしていけるだろう。」(P209)

 

 

 

きょうも最後まで読んで戴きありがとうございました。

 

次回は、11月24日を予定しています。

 

きょうの続きをお伝えします。

 

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