『やっと、ご飯炊いたわ…(´ω`*)』
「え?」
先月末にご来店ただいたお客様、
自宅でご飯を炊くのが久しぶりって…??
『ちょっと落ち着いてきたのよ
だから四十九日までに私もちょっと
マシにしとこうと思って…』
「Σ(・□・;)え!?…」
実はお客様、先々月に
大切な旦那様を亡くされていたのでした
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
旦那様に認知症の疑いが出はじめて
医療機関に相談したいのに
病院に行きたがらない旦那様の対応に追われているうちに
「なんか胃の調子が悪い」
と言いだした旦那様…
(これでやっと病院に連れていける、
介護認定や認知症の相談が出来るわ~)
と思っていた矢先に
「スキルス性の胃がん」と分かり
あれよあれよという間に
介護認定を受ける間もなく
亡くなってしまったそう…
『「癌のことも告知しないでおこう」ってなって
まだ元気なうちにみんなに会わせようって
親戚や兄弟にも会わせられたけど…
『ウナギ食べたい』っていうから
みんなで食べようって席を作ったんだけど
旦那は結局、食べれなくて…』
「・・・。」
『本当はどうしたらよかったんだろう…』
彼女の悩みは大きかったけど
制約のある限られた時間の中で
相談する人も、相談する場所も、
よく分からなかった…
『わからないって本当に罪ね…』
「・・・(´・ω・`)」
でも、葬儀の際に息子さんたちが
出席者の方々にお礼の言葉を述べているのを聞いて
『(息子たちや優しい孫たちに無事に送ってもらえたんだ、よかったんだ…)
そう思ったら、なんかほっとしたの…』
「そうなんだ…」
『旦那が入院してから亡くなるまで
本当にあっという間で…、
今頃になって、やっと(旦那は本当にいないんだ…、)ってわかってきたの』
「そうなんですね…、」
『「いなくなって寂しい」っていうのも
分かってきたの…』
「・・・。」
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
今は気が張り詰めているから
元気にふるまえているのかもしれません
四十九日が終わったら
大切な旦那様を労わってあげていたように
自分のことも労わってあげてくださいね
ご飯は食べれそうなら食べて
でも、夜は必ず
ゆっくりと休んで寝てくださいね