『よかった、また逢えるんだね』

今日は私の大切な友達について。

私の、ずっと前からの長い友達についてー。

彼らは 何も私だけの友達ではありません。

あなたの友達でもあるのです。

一人一人にふっさりと 寄り添っています。

洗って、乾かして、整えて。
伸ばして、巻いて、時には切って。

私は毎日 彼らを大切に扱ってきた。

ふと目の前を、色素の薄いひとが通った。

さらり。

無秩序に、

どうしようもないイロが舞った。

出逢いは突然。

その衝動のままにあなたは彼らを傷つけた。

それでも彼らは長いことあなたのそばにいてくれた。

『奢れる者は久しからず』

それはどんな人にも 言えること

なのに人は、失ってからしか気づけない。

彼らは、少しずつ、少しずつその姿を変えていたのに。

気がついたときには、ひどく寒かった。

多くの男性が悩む『薄毛』

40代以上になると悩みは4割もの人に及びます。

男性だけではなく、女性も悩むひとが増えています。

これまで加齢による抜け毛は、男性ホルモンによるものだと考えられてきました。

しかしここ数年、女性ホルモンも関与していることがわかってきました。

ただ女性の場合は 皮肉なことに、そのオンナゴコロが髪と頭皮を傷つけてきたという結果です。

カラーリング、パーマ、あるいは脱色。

オシャレの技術は間違いなく レベルアップしてきました。

でも 彼らを傷つけてしまうというその本質を変えることはできませんでした。

私は長いこと心を痛めてきました。

漢字では 長い友と書くのに。

私たちは 大切に慈しみながら彼らを傷つけている。

なんて美しい矛盾 

そして何て悲しいんだろう 

そう思いませんか?

私は切なくてたまりませんでした。

だって彼らは 頭皮の上にあるときだけしか、その存在価値が無いのです。

スカルプケアだシャンプーだトリートメントだ 

頭皮の上にあるうちは大切に大切にされる。

だけどひとたびそれが頭皮から離れると、チョッと指先でつままれる。

なるべく触れる面積を少なくするように。

とたんに汚いものになる。

そして後は吸い込まれていくだけ。

ゴミ箱に、掃除機の中に、あるいは排水溝の中へ

私は胸が痛かったです。

でもそんな日々とさよならできる日が近いことがわかりました。

化粧品最大手の資生堂さんが、企業と組んで『毛髪の再生医療の臨床試験を開始する』と発表したのです。

なんて素晴らしい!

失っても、あなたの髪はまた生やすことができるんです!

京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞の作成に成功し、ノーベル賞を受賞されたことは記憶に新しいですよね。

この再生医療ならぬ再生美容もその恩恵をバッチリ受けています。

どうやってあなたの髪を取り戻すかというと・・・

①あなたの頭皮から特定の細胞を採取します。

②その細胞を培養して育てます。

③じゅうぶん育ったら、その細胞をあなたの頭皮に注入!

あとは髪の毛が生えてくるのを待つだけです。

カップラーメンのように3分後にはニョキニョキ髪が生えてくる!

とまではいきませんが、ナチュラルなスピードで髪が生えてきます。

しかもその髪が役目を終えて抜け落ちても、また自然な周期で何度でも髪の毛が生えてくることが実証されています。

マウスで。

だから今度は臨床試験。

実際にヒトで確認するのです。

臨床試験はその技術の実用化に向けた最終関門。

ここで再現性や安全性など厳しい試験に合格すれば、夢が実現となるのです。

ほんっとーに、待ち遠しいですよね(≧▽≦ヘ)♪

熱く語って長くなってしまいましたが、今日はここまで。

次回はあなたの疑問にバッチリお答えします。

今、思ったでしょ?

『iPS細胞ってなんやったっけ?』

って。

じゃーねー!