皆様こんにちは。
古代インド占星術のEmmyです🍵

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今日はダシャーの中でも
【蟹座♋️の木星を持つ方の木星期】について
語って行こうと思います。


その前に【ダシャー】って何ぞや。


という方のために簡単に説明を。

バースクンダリー(出生時の天体図、ホロスコープ)が人生のプログラムそのものだとしたら、ダシャーは巡ってくる季節と言えるでしょう。
ダシャーは人生の時期を表し、未来予測をする時に用いられます。

例えば金星期のダシャーなら、その方の脳は金星のエネルギーを受け、その方のチャートの金星らしく振舞い、恋愛や結婚、娯楽、芸術、楽しい事、華やかなものに惹かれ、実際に体験をするでしょう。


ダシャーは季節。
春になれば桜が自然と花開くように、
人の心や方向性もダシャーの惑星の色に染められていくのです。


そして古代インド占星術での【木星】は、
【幸運、思いやり、スピリチュアル性、道徳性、人間性】を表します。
一番のラッキー星ですね。

木星は【蟹座♋️で高揚】します。
高揚した木星は、木星の力を思いっきり発揮する事が出来ます。
優しく、思いやりがあり、まるで先生のような人格者。とても徳の高い配置です。


そんな【蟹座の木星】を持つ方の【木星期】。

「さぞかし幸運に恵まれるのだろう!✨」と思うのですが、

実際、「木星期は大変だった…」と仰る方が少なくありません。
一体何故なのか…。


その答えは【木星は何をしたい惑星なのか?】にヒントが隠されています。


ダシャーが木星期に入ると、その人の脳内司令官は【先生のような人格者である木星】になります。


木星は贅沢ををしたい星ではありません。
楽しく遊んだり、お金をいっぱい稼いだり、豪華な車に乗りたい惑星でもありません。
木星は人々を幸せにしたい、助けてあげたい、自分の持っている力や知識を世の中に役立てたい、物質欲から離れ解脱をしたいと考える惑星です。

その為木星の力が最も発揮される【蟹座の木星を持つ方の木星期】はこの木星期の16年間で「誰か困っている人を助けてあげたり」「自分のためではなく他者や世の中のために何かをしたり」そういった体験や経験をされる事が多いようです。


実際私が聞いたお話の中では…

「木星期に友人にお金を貸したが返ってこなかった。もういいけどね。」
「毒親に支配されていた女性と木星期に結婚しました。結婚した事で奥さんはその家族から離れる事が出来ました。」

といったお話を伺ったことがあります。


「木星期に友人にお金を貸したが返ってこなかった。もういいけどね。」


とありましたが、
この「もういいけどね。」これがポイント。
これが木星を理解する上で最大のミソとなります❗️

木星は【見返りを求める星】ではありません。
自分がしたように相手が思ってくれなくて寂しさを感じても、それを問い詰めたり、きつく責める星ではないのです。

蟹座の木星はその優しさが顕著に出ます。
勿論他の惑星も読まなければ明確な事は言えませんが、その影響があるのは間違いありません。


ずっと「蟹座の木星なのに木星期が一番苦労した!」と仰る方の理由が分からなかったのですが、解決した時とても納得致しました。
そしてより深く木星を理解する事が出来ました。

木星期は【功徳を積む時期】とも言えるでしょう。
そして結局は、とても充実した、幸せな時期となります。
今回はこの辺でお暇します。