閉塞感を嫌い、
「桂馬」を狙って旅に出た私は、
一昨年の10月初旬に帰宅し、
予想外の所に着地した。
自宅近くで転んだ父は、
救急車で運ばれ、
軽い脳梗塞と判明。
私が不在の間に、自宅が糞尿の
悪臭に包まれたことで、
真の原因を掴むことができた。
しかし、なんとここまでは
変化の序章だった。
水面下からの膿だし
落ち着きを取り戻した翌週末、
私の歯の詰め物が突然とれた。。。
やむなく歯医者を予約し、
詰め物を古い物から新しい物へ。
その翌週、10中旬の月曜~水曜は、
以前から床下工事を予定していた。
以前に悪臭の原因探索していた時に、
床下が産廃のゴミの山と判明し、
その撤去をするためだ。
両親の寝室が床下への出入口なので、
2人はショートステイに行ってもらった。
2人の帰宅後、同じ週の金曜には
福祉用具の業者さんが来て、
廊下に伝い歩き用の手すりを設置。
同じく土曜には植木屋が来て、
手入れ不足でジャングル化した
庭の枝葉を一気に伐採。

「ずっと気になっていたけど、
もう放置できない。限界!!」
にカタをつけることが、
この1週間に集中してしまった。
顔を出した本命
そして、この間に父の病が判明した。
見えないところに潜る
床下工事が始まった途端に、
水面下に潜んでいた本命が、
いよいよ顔を出したのだ。
健康自慢の父が、春先から
原因不明の痛みを訴えていた。
かかりつけ医でのレントゲンには、
当時から映っていたが、
見逃していたらしい。
専門の部分ばかり注視していたら、
こんなこともあるんですね。
高齢だし、手遅れなのは
やむを得ないとしても、
原因がわかれば、痛みの対処法も
あったのかもしれないけれど。
「年越しは難しいって」
病院に同行した妹は、
電話口で泣いていたが、
私はやけに冷静だった。
床下工事をするため、
淡々と両親を
ショートステイに送り出した。
自宅内外の大手術の後で
結局、床下工事が3日で終わらず、
土曜日に総仕上げとなった。
屋外で植木屋が草木を伐採し、
屋内では床下工事と、
自宅の内と外から大手術。
特に庭の草木は多すぎて、
切り落とした枝葉で庭が埋まり、
途中でゴミ出し専任者を追加したほど。
1日で庭は見た目が激変!
人で言うと、床まである長髪が
丸刈りになったかのよう。
床下の産廃のゴミの山と
庭の草木のゴミの山。
普段は視界に入らぬ所にある
積もり積もったゴミが一気になくなり、
スッキリした途端、
いきなり時計の針が加速した。
医師の見立て通り
ちょうど2か月で父が亡くなった。
自宅内外の大手術をした土曜日は、
年に5~6回しかない天赦日だったと、
最近知った。
天赦日とは、
躊躇していたことが
スムーズに始められる日
だそうだが、
良くも悪くも、このあたりで
一気に時計の針が進み、
新しい流れに切り替わったようだ。
でも、切り替わったかどうかは、
その時はわからない。
こうして後から気づくか、
ここを変節点と決めて
自分で動いていくか・・・なのかも。




