【更新】蓮舫代表は国籍離脱について嘘をついている
2017年07月18日 23:30 アゴラ 池田信夫

イメージ 2きょうの蓮舫代表の臨時記者会見は、おおむねアゴラで予想した通りだったが、意外なのは台湾政府の国籍喪失許可書(2016年9月13日付)が出てきたことだ。

蓮舫事務所が国籍喪失の申請をしたのは9月6日なので、わずか1週間で許可が下りることはありえない(通常は2ヶ月以上かかる)。先週は弁護士が「証拠として国籍離脱申請書を出す」といって失笑を買ったが、今週になって許可書が出てきたのもおかしい。

しかも台湾政府のウェブサイトには、12月17日まで「10月17日に内政部で審査が終わって外交部に送った」と書かれていたので、3ヶ月以上も遡及して国籍喪失を認めたことになる。この日付の遡及だけでも、公的記録を改竄したことは明らかだ。

さらに奇妙なのは、彼女のパスポートが1984年7月15日に失効していることだ。台湾政府の国籍喪失には現在有効な中華民国の旅券が必要なので、このパスポートでは国籍喪失の許可は下りない。

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一つの説明は彼女が有効なパスポートを提出した(2016年まで台湾パスポートを更新していた)ということだが、それでは1984年に失効したのはおかしい。これは国籍法の改正にともなう経過措置(附則第5条)で台湾国籍を離脱しないで日本国籍を取得したためと思われる(彼女も附則5条と説明している)。この場合も経過措置の終わる3年以内に国籍離脱が必要だが、それを忘れると違法状態になる。

これは一般人の場合には大した問題ではないが、彼女は「私は在日の中国国籍」などと公言する一方、2004年の選挙公報に「1985年に台湾から帰化」と書いた。これはどちらかが嘘である。きょうの会見では「帰化」が虚偽記載だったことを認め、「台湾籍を抜いていないとは知らなかった。故意ではない」と弁解したが、それなら90年代に「二重国籍」を売り物にしたのはなぜか。

答は彼女が二重国籍の事実を知りながら「帰化した」と嘘をついたということしかない。パスポートが失効していることは知っていたかもしれないが、それは一般人ならばれない。ところがアゴラで指摘され、30年以上たってから台湾代表処に持って行っても、パスポートが失効しているので国籍喪失の手続きはできない。

ここから先は推測だが、蓮舫事務所が台湾代表処に「政治的配慮」を求めたのではないか。彼女が二重国籍だということが確定すると民進党代表の地位が危うくなるので、台湾政府が超法規的に旅券を更新し、遡及して国籍喪失を認め、彼女はこの事実を口外しないという取引をしたのだろう。

しかしこの嘘は、辻褄が合わない。パスポートが1984年に失効していたら2016年に国籍喪失の手続きはできないし、国籍喪失できたとすれば有効なパスポートをもっていたことになる。これは絶対絶命の二律背反だが、ただ一つ明らかなことがある:彼女は嘘をついているということだ。


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 「差別」とか「排外主義」とか人権を振りかざして、自分のような犠牲者を出さないために、とか言って開示した資料も偽物かよwwwwwww

 政治家としても、日本人としても中途半端なこの御仁は、地位と名誉と肩書きのためならどんな大嘘でも吐き通す。こんなとことん恥知らずな女に、国民は怒るしかありません。

 相変わらずテレビではほとんど報道されませんが、ネットですべてバレてしまいます。いよいよ年貢の納め時かもしれません。

 是非とも党を道連れにして、大陸でも半島でもいっちゃってください。


【追記】

 池田信夫氏の7/19付記事で、“喪失国籍許可証書は偽造ではない”旨の追記がありましたので引用します。

【更新】蓮舫代表の国籍喪失許可証についての疑問
http://agora-web.jp/archives/2027298.html

追記:ネット上で「この国籍喪失許可証は偽物ではないか」という指摘が多い。通常の喪失許可証に比べると蓮舫氏の出した許可証は
  • 写真が証明写真と違い、民進党ポスターの斜め向きの写真を使っている
  • 住所の欄が「日本国」だけで、現住所の記載がない(塗りつぶした痕跡もない)
  • フォントや字の位置が違う
などあやしい点が多いが、「喪失国籍」という透かしが入っており、これだけでは偽造と断定できない。台湾政府と協議して日付を遡及したと考えるのが常識的だろう。

追記2:台湾内政部が「證書是真的」すなわち喪失証明書は本物だと認めた。だとすると、2016年9月の段階で有効だった台湾パスポートが存在するはずだ。また12月17日まで外交部で審査していた国籍喪失が、なぜ9月13日に遡及して許可されたのか、蓮舫側の説明が必要だ。

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 公文書に偽造はなかった(のかもしれない)が、期限切れパスポートを有効なものとする台湾政府の政治的忖度をとりつけ証明書を受理したとすれば、国籍喪失するために有効なパスポートを持っていたということだから二重国籍決定です。

 何れにせよ池田氏が指摘する、「絶対絶命の二律背反だが、ただ一つ明らかなことがある:彼女は嘘をついている」ということに、何ら変わりはありません。