ただいま今日最後の点滴をうち終わり、おいしい夕食を戴いております!


ではでは


【第二部、始まり始まり~】





呼吸に関して、今まで分かっていたつもりだったことが、更に理解が深まり嬉しかった!


簡単に説明すると、やはり息を吐くことがリラックスに繋がるということです。

逆に深刻なことを考えて感情移入すればする程、自然と呼吸が浅くなる。



これは当たり前なことで、理解していたつもりだったけれど、昨日の体験で更に理解が深まった!

腑に落ちるってやつです!

今までも腑に落ちることは何度もあったのですが、まだ上があったとは…


実はこれは、隣のベッドのじいさんのおかげなんです!


僕の隣のベッドで入院しているじいさんは寝たきりで、食事もできなければ、トイレにも行けない。

痰を定期的に看護師さんに機械を使って取ってもらわないと呼吸困難が起こる状態。




淡々と書きましたが、かなり悲惨な状態です…

でも暗くなってしまうので、そこにはあまり触れないでおきます。




何やらじいさんは、静かに呼吸をしているだけなら、淡はあまり絡まらない様子です。

逆に、大きく呼吸をしようとすると、突然怪獣の雄叫びのような呼吸に変わります。

もちろん静かな呼吸が続いても痰は次第に絡まり、苦しくなるのだと思います…

とてもかわいそうです…



じいさんより、全然軽い症状ですが、喘息と鼻炎持ちの僕も、風邪をひいたり、喘息の発作がひどいと、たまに似たような状態になります。

ただ、じいさんも同じような症状とは何の根拠もありませんので、仮定を前提として話を進めます。



だんだん話がややこしくなってきましたが、


この状態になると、

【精神状態がかなり落ち着いた状態でないと、静かな呼吸を続けるのは難しい】

のです。

医学ではなく、あくまで僕の体験談ですが…



そしてここからが、本題です。




僕が眠りにつく瞬間にじいさんが突然苦しみ出すのです。





眠りに入る瞬間の僕の吐く息に合わせて…


最初はまさかな…と思っていたのですが、これが三回、五回、十回とタイミングが重なる度に確信に変わりました。


さすがに術後に寝れないのは参ったけど、じいさんは悪くないし、むしろじいさんは僕の寝息のせいで寝れないのだろう…


申し訳ないな…


と思っていたら、


何度も眠りに落ちそうになる瞬間に、目を覚ますうちに、


自分が眠りにつく瞬間の呼吸に、共通点があることに気が付きました。



その共通点とは…















段々と眠りに近づくにつれ、呼吸の吐く量が増えることです。



そして最後に深く息を吹き眠りに落ちる…





三部に続く…




P.S


眠りに落ちる瞬間な気がするだけで、本当は寝ていたのかもしれませんが…