『探偵はBARにいる』(日本、2011年)
を観た。
北海道札幌市すすきのにあるBAR「ケラーオオハタ」。
ある日、そのBARの常連であり携帯電話を持たない私立探偵へコンドウキョウコと名乗る女性から
このBARへ依頼の電話が入ってくる。
探偵は2年前の放火事件と実業家・霧島敏夫の殺人事件を追ううちに、霧島の未亡人・沙織と出会う。
事件を追い、その筋の方たちに追い詰められていくのだが・・・。
「探偵はBARにいる」シリーズ一作目。
※ネタバレを含みます。
大泉洋を探偵に迎えたハードボイルド!
予想外だったのが、「探偵はBARにいる」シリーズは大泉洋と松田龍平がパッケージに二人写っているので、
てっきり探偵2人組のバディものなんだと思っていた・・・。
内容はW主演といえる構成ではなく、探偵は大泉洋ひとりであり完全に「探偵」大泉洋を中心にした物語。
確かに松田龍平も運転手としてアクションもやってのけるけど、あくまで後方支援的存在。
さらに、思ったよりも
80-90年代の探偵映画を彷彿とさせるようなハードボイルド作品。
探偵は、探偵の美学があってクールだし、大立ち回りのアクションや流血シーンも多い。
ちょっとVシネっぽいし、渋い。
シリーズ化してる人気作だけど、思ったよりもトガってる。
北海道とくれば大泉洋なんだろうけど、
大泉洋主演のハードボイルドってどんなや・・・!と思うが、良い。
細身ですらっとしているのが良いのか、眠たそうな目が気だるさを感じさせるのか、探偵の哀愁を感じる。
思えば大泉洋を初めて知ったのは函館を舞台にした『パコダテ人』だったな・・・となんとなく思い出した。
舞台となるBARはすすきのにあるし、北海道のいたる場所へ調査や待ち合わせに向かうから、
2010年代の北海道を映像で楽しむこともできる。
すすきのにあるジンギスカンの有名店「だるま」は、この席座ったなと思いながら観てた。
孤独に爆食しない松重豊のお付きの人がビール頼んでいて、自分で飲むんかなと思いきや松重豊のおかわりを頼んでて
松重豊もノールックでおかわりのビールを味わう姿が面白かった。
ストーリーでいえば、コンドウキョウコはボイスチェンジャーを使っていても
声の出し方が完全に小雪だし、他に物語に浮上してくる人物もいないので、最初から依頼人は疑いようもない。
でも、コンドウキョウコの狙いは意外だったなぁ。
小雪はゴージャスさにかけては当代一。
小雪くらいの貫禄がないと、この役はサマにならない。格好良い。
あと、敵対する組織の施設にいた少年役が野村周平でびっくりだし、
ある夫婦の留学中の娘役で吉高由里子が写真出演しているのもオッと目を奪われた。
2010年代の探偵映画というジャンルものとして、見どころある。
次作も観たい。

