『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』8巻

 

『劇場版ちいかわ』が空前の大ヒットしており、

まるまる一冊が映画と同内容"セイレーン編"が収録された8巻を読了。

 

ちいかわはアニメを流し見する程度のにわか知識。

ゆるくて可愛い絵柄に、ダークでシュールな世界観がいいよね。

 

人魚伝説をモチーフにした"セイレーン編"は、

人魚の肉を食べるんなら、ヒト部分じゃなくて魚部分だよね、

どうやって食べるかといえば刺身ではなく煮つけだよね、とか

永遠の命の装置がなんと単三電池というのは皮肉が効きすぎ。

とにかく良い塩梅。

 

追うものと追われるものの追いかけっこは、どちらかに寿命がきたり

自分自身の残りの人生というリミットがあるから、いずれ終わる。

でも、彼らは永遠の命があるから追われない。

逃げ切ることは永遠にできない鬼ごっこは恐怖だよね。

 

ちいかわ世界の作りこみだけじゃなく、ストーリーの上手さがナガノ先生は天才的だなぁ。

 

 

 

『九龍ジェネリックロマンス』12巻

 

完結巻。

第二九龍城砦には終わりがきて、その世界の創造主たる工藤発の思し召し。

とんだセカイ系ではあるんだけど、鯨井令子はちゃんと現実に着地点を見つけた。

エモい世界観が素晴らしい作品ではあるけど、

やっぱり私は工藤の粗忽なキャラが苦手なんだよ。