『北北西に雲と往け』7巻
三知高の真相を探る、日本編。
ストーリーが面白くなってきた・・・!
これまではアイスランドの異国情緒が爽快かつミステリアスで
雰囲気が良いから読んでいたけれど、
疑惑の弟・三知高を辿る探偵パートが、浦沢直樹『MONSTER』が好きな人は絶対にハマる展開。
雰囲気の良さにストーリーの面白さも加わり、今後の展開に目が離せない。
『宙に参る』1巻
宇宙コロニーと地球が、往来船で行き来できるようになった近未来SF。
夫を宇宙コロニーで亡くし、地球とのリモート葬儀を終えて遺骨を地球に運ぶ旅をする未亡人・・・かと思いきや、
主人公ソラはただの妻というわけではないらしい。
んー、物語がこれからどこへ行くのか分からない。
そして説明が入り組んでいてちょっと難しい。
『神田ごくら町職人ばなし』一巻
江戸時代の職人たちの一途な仕事ぶりを描く作品。
桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官。
女だてらにと批判されそうな、若い女性の職人が多い。
畳刺し以外の職人は、若い女性だね。
伝統的な職人芸の美意識に、ほうっとため息をついてしまうなぁ。
一話完結にも思える作品だけど、これからどのように話が展開していくか気になる。
『まるさんかくしかく』2巻
いや~!面白い!!!!
食いしん坊で「いやしんごろ」が止まらない斎藤くん、
黒魔術にどっぷりハマる図師さん、
いつも忘れ物ばかりのさこっち、
周囲の男子と比較して大人で紳士な甲斐くん、
お母さんも美人なエリカちゃん、
大学時代の上京ですっかり都会にかぶれた先生。
こういう人いたよ~~!!!とノスタルジックな既視感にまみれてる。
ちょっと地域が違うだけで方言が違って異国の言葉に感じるところなんかも、既視感。
明るく陽気な風土の宮崎でも、黒魔術に自分の個性を見つける子もいるんだよねぇ。
東京の武勇伝でアイデンティティが構成されているように見えるUターン先生に対する、
「ウソはダメだけど ホラは吹いてもいいんですかって聞いてみ。」(p.69)というツッコミとオチには盛大に笑った。
楽しすぎ。