『作りたい女と食べたい女』3巻

 

お友達として、

隣人とSNS繋がりの新キャラクターが登場。

新キャラ二人とも、マイノリティの自覚がある二人で、

四人そろって優しい世界。

この作品もそうだけど、

女性にかけられていた呪いを乗り越える勇気をもらえる作品が増えていくといいな。

 

 

『しあわせは食べて寝て待て』4巻

 

4巻は主人公さとこの話ではなく、

引きこもり青年・八ツ頭さんの話がメイン。

ひょんなことで、ちゃんと一緒に抜け出していけるパートナーと出会う展開はめちゃめちゃ良い。

 

 

『酒と恋には酔って然るべき』10巻

 

あ~、そうですか。似合いの二人だよ。自分のことしか考えてない二人。
ストーリーには全然共感できないんだけど、
『風の森』と『雨後の月』が今回取り上げられていたし、SAKE話は最高。
 

 

『ダンス・ダンス・ダンスール』25巻

 

こんな風に、ページをめくっていると体がビリビリと波動を感じる作品って、

この作品以外にない。

絶頂の瞬間に、ケガ。どうなる潤平。

どんな状況になったって、ちゃんと自分の信念を曲げないから、

読んでいて励まされる。

 

『ダンス・ダンス・ダンスール』26巻

 

ケガのトラウマでスランプ。

久々にルオウが登場した。

都の話も出てきたけど、潤平と都とルオウの関係ってめっちゃビターだよな。

 

『まるさんかくしかく』1巻

 

アキコ先生の小学4年生時代の実録漫画。

めっちゃ面白い!!!

東村アキコ先生は昭和50年生まれということで、わたしとは一回り以上違うから

過ごした時代が違うけど、同時代人ならたまらんノスタルジーあるんだろうなぁ。

わたしもド田舎の出身なので、

大学4年間を東京・大阪・京都・神戸などの都市部で過ごしてUターン就職した教師たちの

都会エピソードを本当に!!!山ほど!!!何名から聞いたことか。

この漫画を読んで思い出した・・・。

アキコ先生の視点は、小学生時代からクールで最高。

斎藤くん面白すぎる。いやしごろ、最高。次巻が気になる。

 

 

『環と周』

 

よしながふみ先生の10数年ぶりの短編。

もう・・・よしなが先生は、やっと時代が追い付いて今の日本の漫画界のトップに君臨したような気がしてる。

よしなが先生が描く、センスオブジェンダー、従来的な性別二元論からの脱却に

ようやっと世の中が追い付いてきたタイミングで、この短編。

素晴らしい。

それぞれの時代の、環と周。

円環的な、輪廻転生で大切な人との絆を描く構成は、

三島由紀夫の『豊饒の海』を連想した。

話としては、70年代の中年女性と隣人の少年の話が好きだな。

病気になって死を待つ身で、

「これからは人にお世話になるだけだと思っていたのに 人の役に立てるなんて」という考えが染み出てくるのは、

立派としかいいようがないし、感銘を受ける。

 

『ダンス・ダンス・ダンスール』27巻

 

潤平がアメリカを拠点とするのもそろそろ終幕で、

ブランコも兵ちゃんも、自ら潤平を卒業しようとする。

エモーショナルな一世一代ともいえるようなセリフを、

真正面から受け止めながらも、熱く切り返す潤平とのやり取りが毎度のことながら良いよね。

いよいよローザンヌへ。

ルオウと都がしれっと登場していて良いな。