9月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1933
ナイス数:28

 

 

長井謙『逆引きキャッチコピー事典』


コピーの基本は冒頭ページにまとめられ、全体の9割は各職種・各業界の事例集。 

コピーの基本を語るページ数は少ないながらも、充実しており分かりやすい。 

ブランディング/販促に分けて訴求を考えることや、顧客が喜びそうなことから着想を得る手法など、

簡潔な記載が嬉しい。 

行き詰まったときにパラパラめくってアイデアを想起する手助けになりそうな一冊。
読了日:09月25日

 

永江将典『税金でこれ以上損をしない方法』


個人事業主・フリーランス向けに特に手厚い節税ノウハウ本。 

会社員の節税法としてはごく一般的な内容かなぁ。 

独立する時に再読しよう。
読了日:09月23日

 

金子恵美『もしも日本から政治家がいなくなったら』


タイトルの通り、日本から政治家がいなくなったらどんなディストピアが訪れるのかを解説することで、

政治家の置かれている苦悩を語った一冊。 

何かと目の敵にされがちな政治家が金銭面でどれほど苦労しているのか、

また若い政治家ほど如何に立場が弱いか、元政治家として実情を吐露されている。 

色々あった夫婦としても有名だけど、夫の宮崎氏との対談も収録されており、

仲睦まじい様子と政治家としてのモノの見方が少し異なる二人の意見交換も楽しい。 

政治家を25歳から35歳までの10年間に活動期間限定、という案は斬新だけど一部賛成!
読了日:09月21日

 

 

借金玉『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』

発達障害の特徴を持つ人、職場でのコミュニケーションが苦手な人は必読の一冊。 

文才が豊かでスラスラと面白く読める。 

職場における立ち居振る舞いや各種のハックのすべてが実用的だし、タメになる。 

「集約化」「一覧性」「一手アクセス」を重視する整理整頓術から始まるのも有難い。 

予備を20個ほど購入しておいたり、

声に出して練習するなど、ここまでするのか・・・!というまでの徹底した訓練っぷりが役に立つなぁ。 

精神論ではない、生き抜く術が本当に助かる。

 「やっていきましょう」という励ましの言葉も良いなぁ。
読了日:09月20日

 

chika 『北欧こじらせ日記』


フィンランドに魅せられた著者のコミックエッセイ。 

著者ご自身をひよこのようなキャラクターで表現されていて、癒される。 

チャットでフィンランドに友人を作って会いに行ったり、フィンランド⇔日本で家を交換して滞在したり、

北欧オフ会を主催したり、営業としてガムシャラに働いたり中国駐在したりと、行動力に溢れていて魅力的だなぁ。

素敵な人。自分を大きく見せない語り口も良い。 

この本では移住前までのフィンランドとの出会い~付き合いが描かれているけど、

現在は寿司職人としてフィンランドに移住されているようで、続編も気になる。
読了日:09月20日

 

星新一『午後の恐竜』


SF短編11作。 

ユーモラスで人情や生活者の質感も確かなのに、イマジネーションの中にシニカルがピリリと効いている作品たち。 

表題作では、二つの物語がやがては結末へと収斂していくストーリーの引き込み方や緩急が素晴らしい。 

星新一の本を一冊選ぶんなら、この文庫かも。
読了日:09月19日

 

神田伯山『講談放浪記』


講談の舞台を巡る「聖地巡礼」と、神田松鯉師匠との対談を綴った講談本。 

講談愛に溢れた企画も良いし、九龍ジョーさんの文章も良い。

そして極めつけは神田伯山自身でしたためた「あとがき」は格別だね。 

聖地巡礼の様子はYoutubeでも確認できるようなので、観よう。
読了日:09月12日

 

ブレイク・スナイダー、菊池淳子訳『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』


ハリウッド映画を例にとった脚本術教本。 

売れるために重要な王道のメソッドが連ねられており、創作物に関わる人は必読の一冊。
読了日:09月12日