『エターナル・サンシャイン』(アメリカ、2004年)

 

を観た。

バレンタイン間近のある日、ジョエルはぎくしゃくしている恋人クレメンタインに素知らぬふりをされる。

彼女が「記憶除去手術」を受けたことを知ったジョエルもまた手術を受けようとするのだが・・・。

 

 

ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットのラブストーリーってどんな映画や!

というツッコミがまず先立つ。

 

「記憶除去手術」を受けてもなお惹かれあう二人・・・というセンチメンタルでほろ苦いテーマでありながら、

ドタバタしてコメディタッチの賑やかな描写が連続するから、

観ていて飽きない。

 

質実剛健なイメージのあるケイト・ウィンスレットは

この作品ではカラフルな髪型で破天荒な女性役だし、

個性のかたまりのようなジム・キャリーは平凡な男性役。

アンバランスでちぐはぐな感じを受ける二人が一緒にいる姿は、印象に残るね。

 

「記憶除去手術」の患者の家で

やりたい放題のキルスティン・ダンスト演じる手術施設スタッフの前半・後半での

キャラチェンジぶりにはびっくりするなぁ。

言動がハチャメチャすぎて、コメディリリーフのための存在かと思いきや、

思いもよらない展開を迎える・・・。

 

 

うーん。

センチメンタルなのかコメディなのか

味が整理しきれないラブストーリー。

 

 

「OK」という言葉は、日本語では置き換えられない。

あっさりしていながら、どこまでも肯定的だ。