『ムーンライト・シャドウ』 (日本、2021年)

 

を観た。

愛する人の死を受け入れられない主人公は、

死者に会えるという月影現象を思い起こすのだが・・・。

吉本ばなな原作作品。

 

昨年9月からの公開で見逃したと思ったら、もうNetflixで観られるみたい。

すごい。

 

20年前、中学生の頃に

吉本ばななさんにハマっていたいた時期、原作はおそらく読んだ。

なんせ『キッチン』に収録されているらしいから、おそらくじゃなくて確実に読んだね。

でも、まったく内容は覚えていなかった。

 

死者との再会という神秘的なストーリーで、

それ以外の要素でもばななさん作品特有の、アバンギャルドな人間関係や

自由で伸びやかな振舞いを、しらけて見せないキャスティングが素敵。

 

宮沢氷魚くんと小松菜奈ちゃんは謎めいていて抒情的な雰囲気を醸し出しているし、

佐藤緋美くんと中原ナナさんも存在感がある。

 

緋美くんが死んでしまった由美子ちゃんのセーラー服を着てるシーンは、

由美子ちゃんの死の辛さを発端にして彼女の服を着だしたのではなく、

カップルの秘密としてよく服を交換していた習慣から、というのもばなな作品っぽくて良い。

 

臼田あさ美ちゃんは

愛する人を失った二人を月影現象に導く女性を演じている。

顔色を悪くして、いつもの可愛さを打ち消したいみたい。

不気味なフリするには顔立ちが可愛すぎるよ。

 

ストーリーを追うよりも、雰囲気を味わうタイプの作品。