10月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:136
ナイス数:9
森茉莉『魔利のひとりごと』
なんと!贅沢になれ尽くして気位の高い! 文章への美学が卓越したお嬢さんなんざんしょ。
いや~、
森茉莉といえば森鴎外の娘。
でもそんなことはなんってことはない、彼女の自意識と美意識と
上質なものに触れて育った自負と気位の高さは、なんて素敵。
巴里への愛だってきな臭くもなく、この時代のインテリの潮流だけじゃなくって、彼女固有の美学。
森茉莉のうっとりとするような華やかでモダンな贅沢な雰囲気に、
佐野洋子さんの一見即物的なエッチングの組み合わせがいいんだ。
森茉莉と佐野洋子さんは
てんで交わらない、特別な感性の二人だと思う。
読了日:10月31日 著者:森 茉莉
2020年の10月は残念ながら、この一冊しか読めなかった。
あーめん。