A.I. Artificial Intelligence (字幕版)

『A.I.』(アメリカ、2001年)

 

を観た。

ロボットが人間の生活に溶け込む近未来。

冷凍保存で眠ったままの息子をもつ夫婦は、少年型ロボット・デイビットを

家庭に迎え次第に打ち解けていくのだが・・・。

 

あらすじも前情報も知らずに鑑賞すると、

度肝を抜かれること間違いなしの作品。

ネタバレなしのほうが圧倒的に面白い。あ、ネタバレありなのでご注意を。

 

大枠のストーリーとしては、

ロボットの少年が「人間の少年になってママに愛されたい」という純粋な気持ちで

行動する話なんだけれど、

肝心の里親宅(という表現が一番しっくりくる)

で過ごした期間は物語の三分の一程度で、そこからの近未来SF超展開にびっくりする。

 

ママの実子がまた意地悪な子で、

デイビットを蹴落とそうとするのは、単にデイビットがロボットなだけで

養子に意地悪する実子と同じ。

 

苦悶のすえ、ママに森に捨てられたデイビットの行く末が

トンデモ展開・・・。

唐突に登場するジュード・ロウ演じるセックス・ロボは、デイビットの未来の姿かと思ったけれど、

彼はロボットで成長するわけないんだから別の個体。

ロボットのスクラップショーで出会ったセックス・ロボと行動を共にし、

「ピノキオ」のストーリーで、人形を人間にしたブルーフェアリーを探す。

 

ジュード・ロウ・・・

この作品ではコメディリリーフだが、彼以上の良い男は現世に存在しない。

 

近未来は「ブレードランナー」みたいに

東洋と西洋が交じり合った混沌と熱気の街になっているのかね。

デジタル描写が古臭くて、レトロでいいな。

整然とした雰囲気はまるでなし。

 

映像のダイナミックでCG大活躍の世界観も見ものだけれど、

海の底のブルーフェアリーに祈り続けてからの展開が、トンデモ!!!

 

2000 years past by...

ん?ん?

ええええええええええ!!!!!

 

デイビットの夢はね、

滅んでしまった地球人に好意的な宇宙人が叶えてくれるみたい・・・。

唐突な、宇宙人到来・・・。

 

いうまでもなく、2000年後の世界で人間のママは死んでしまっているし、

ママどころか人類が絶滅しているらしい・・・。うん。

とても優しい宇宙人は、デイビットの夢を叶えてくれる。

見た目はむきだしだが、相当な文明人らしい。

 

穏やかな眠りについた後、デイビットはもう覚めなくていいの?

 

鑑賞後に調べたら、

キューブリック企画で、スピルバーグ監督作品なんだね。

へえ。そんな曰くつきだからか、シュールなのに大衆的?

知名度があるけれど、摩訶不思議な映画。