『神経衰弱ぎりぎりの女たち』(スペイン、1988年)
を観た。
女優のペパは恋人・イバンに別れを告げられ自暴自棄になる最中、
彼の妻は暴走し、彼の息子は一切を知らぬまま売り出し中のペパの物件を訪れるのだが・・・。
ペドロ・アルモドバル監督作品。
アルモドバルの名を世界に轟かせた初期作品。
独自の世界観と色彩表現、
狂気と寛容のドッキング、エキセントリックな愛情表現が最高。
逸脱を描くのに、狙った要素、
自己陶酔感がまるでないのが監督の魅力。
芸術的な感性と、見事な構成力、ビビットな色彩感覚は唯一無二でしょう。
全世代の女性に光を当ててくれるところも好き。
ストーリーや演出は粗削りだし、予算もおそらくは多くはないんだろうけれど、
非凡な才能を感じられる作品。
見どころは、
常連のロッシ・デ・パルマが若いカップルの片割れ役で出演しているところかな。
そりゃ誰しも若かりし時はあるもんだけれど、
彼女の場合は存在感がいつでも確立されているから、若い女の子って役回りが斬新。
ガスパチョって、冷蔵庫に飲み物みたく入れてあるのがスペインでは普通なのかな。
うっかり飲んで、毒じゃなくてよかったね!
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