『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(日本、2018年)
を観た。
高校生の娘をもつ主婦・奈美は、
母の病院見舞いの際、偶然にも高校時代の仲良しグループの芹香が末期がんで入院していることを知る。
芹香からの依頼で、疎遠になっているかつての仲良しグループ「SUNNY」のメンバーを探すのだが・・・。
大根仁監督作品。
90年代のコギャルブーム、その当時の勢いのある女子高生たちの姿と
20年経ってそれぞれに事情を抱える大人になってから、再会し友好を取り戻すストーリー。
コギャル文化の描き方や、インパクト重視の演出でところどころ違和感はあるけれど、
魅力ある出演者の演技で、懐かしくも心温まるエンタメ作品として楽しめる。
90年代のコギャルブームがモチーフで、
88年生まれのわたしとしては、10歳くらい上の世代の青春時代。
当時を経験してないけれど、この当時のダンスってユーロビートとかパラパラとかじゃないのかな。
パカパカ携帯のストラップをじゃらじゃらつけて、本を見ながら着メロを自作していた時代・・・で合っている?
女子校が舞台だからか、恋愛よりも女の子同士でワイワイ楽しんでいる姿が活発でいい。
クラスでも一目置かれている芹香のグループに田舎者丸出しの奈美が引き込まれたのも
なんでだろう?と思っていたけれど、設定として顔が可愛いんだね。
読者モデルの奈々がクールなふりして内心、超可愛いって思うくらいだし。
美形揃いの芸能人が平凡な学生を演じたりもするから、認識しづらいよね。
20年後の世界で、会社経営者として持ち前のリーダーシップを発揮して
おそらく人間関係にも恵まれてそうな芹香が、なぜ今更「SUNNY」のメンバーに会いたいと思ったのだろう。
自分が一番輝いていた時代の仲間だから?
死に向かうにあたって、奈々の事件でメンバーが解体されたことが心残りだったのだろうな。
奈々の事件はあの場にいた全員が衝撃を受けるものだったと思うけれど、
奈々以外で一番心に傷を受けたのは、間違いなく芹香だったのだろうし。
何度も鰤谷につかまる奈美はいつもすんでのところで助けられるけれど、
犯罪者まがいで一線を越えちゃってる鰤谷の取り巻きが一番どうかしてるわ。
鰤谷と付き合う意味って何なの。
物騒すぎる。
それにしても、シンの女子高生時代役の田辺桃子は、
ともさかりえに雰囲気がよく似ている。よくこんな雰囲気の似ている女優さんを見つけたな~。
顔そのものよりも、スレンダーなところや表情に共通点がある。
板谷由夏さんは芯の強そうな瞳が綺麗な女優さん。
リーダーの貫禄があるよね。末期がんの激しい痛みに悶えるシーンは、度肝を抜かれる。
小池栄子のパワフルな演技、ともさかりえの悲壮感漂う演技も、すごいな。
篠原涼子の平凡な主婦感もナイスだし、広瀬すずの純朴な芝居もストーリーを引っ張っている。
池田エライザが、近寄りがたく神秘的なまでに美しい。
