薔薇は死んだ [DVD] 薔薇は死んだ [DVD]
3,048円
Amazon


『薔薇は死んだ』(ハンガリー、2015年)

 

を観た。

20世紀初頭。ハンガリーのブダペスト。

パトロンに囲われ、何不自由ない暮らしをする高級娼婦エルザのもとへ

少女カトゥがメイドとして働き始めるのだが・・・。

 

純然たるハンガリー映画は初めて観た気がする。

出演者はハンガリーの俳優なので、全員が初見で先入観もなく観ることができた。

 

高級娼婦である女主人、かつてはその友人であったメイド頭、

無垢でいて野心家に見える美しい少女。

そんな3人が暮らす屋敷には頻繁に男性の往来があって、

嫉妬や憎悪や女性同士の人間関係に苦しんでいくドラマ。

 

主役格の3人の容姿タイプは全然違って、

女性として抜きん出た存在であるはずのエルザがどうも、一番所帯じみた容姿に見えた。

エルザの魅力は容姿ではなく、自由な精神とか駆け引きの上手さなんだろうけれど、

華やかな衣装もたいして映えていないように見えるのが辛い。

 

ストーリーはあるようでないようで、

びっくりするような仕掛けもないけれど、

女性同士のあやうい均衡関係が崩れていく様を見事に描いている。

 

少女カトゥも、女主人のあっけない気まぐれで死なせてしまった恋人に同情して

罰があたればいいのに!くらいは思ったかもしれないけれど、

本当に死んでしまっては閉口するよね。

 

タイトルの意味はあまり分からない。

薔薇?ばら戦争?ハンガリーは関係ないか。