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サバイバルファミリー DVD
3,253円
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『サバイバルファミリー』(日本、2017年)
を観た。
東京に暮らす、どこにでもいそうな一家四人。
ある日突然、乾電池も含めた電気系統の一斉停電が起こる。
情報も一切遮断され、未曾有の事態となった東京を抜け出し、
家族は鹿児島の祖父のもとを目指すのだが・・・。
通電はできなくなったとしても、
乾電池や独立発電系まで一気に機能しなくなるということは考えにくいから、
あくまでフィクションだけれど、
気候や周辺環境そのままでたかが電気というインフラのひとつが機能しなくなっただけで、
ここまで混乱が起こるのか!と愕然とする。
自転車で東京から鹿児島まで・・・過酷だけれど、ありえなくはない道のりを切迫した状況で進んでゆく。
小日向文世演じる父さんの、口ばっかりの役立たずっぷりが、
世のお父さんっぽくて良い。
有事の時に活躍するのは、知恵のある人間と健康な青年だということがよく分かる。
道中で遭遇するサバイバル環境を楽しんでいる一家との対比も、面白い。
どんな環境でも楽しんでしまおう!と気楽に逞しくサイクリングをしている姿には恐れ入る。
それも配役が時任三郎と藤原紀香が夫婦で、若く美しい青年が子どもなの。
配役も素晴らしいよね。
どんな環境でも生きていけるような抜群の生命力を持った家族と、
普段の生活では接点なんてない平凡な一家が、この出来事をきっかけに接点を持つ。
それは、岡山の山奥でひっそりと養豚と養鶏を行って物々交換で暮らす爺さんもそう。
普段の生活だったらきっと、交わることのない人生だった。
紆余曲折を経て、
ぼろぼろになってたどり着いた鹿児島で、魚釣りをする柄本明が仙人に見えたね。
神々しい光に包まれた存在みたい。
東京の暮らしじゃあ、魚釣りが趣味の田舎の爺さんという評価だけだったけれど、
魚を釣って、野菜を育てて生きる。そういう自然に根付いた生活の尊さが、サバイバルを通して沁みる。
豚肉の燻製も、梅干しもとても美味しそう。
