『裸のキッス』(アメリカ、1964年)

 

を観た。

過去を捨て、新しい街へ越してきた元娼婦のケリー。

その街の名士・グラントと恋に落ちるのだが・・・。

サミュエル・フラー監督作品。

 

後半の怒涛の展開に唖然。

 

天使のような母性と面倒見の良さがあるホリーも、

喧嘩っ早いのがたまに傷。

 

でも、弱いものいじめはせずに、強くて悪い奴を成敗しようとするんだよね。

ならず者なのは自分も同じで、最後は追い詰められてゆく。

 

途中までは、人生はやり直せるってメッセージが込められた映画なのかと思ったけれど、

なんとも哀愁漂う物語だね。

 

坊主頭だろうが怒り狂おうが、コンスタンス・タワーズは美しい。

寝たくせに、娼婦を軽蔑する男性って何なんだろう。いやだね。

 

この映画を観て、ケリーを強い女だなんて決めつける人が嫌だな。

潔いだけで、痛みにも敏感だから傷ついて苦しんでいる。

その痛みを、まるで何も感じていないように受け取るのは苦しみだわ。追い詰めないで。