![]() | 私の少年(1) (ヤングマガジンコミックス) Amazon |
文学だと珍しくない結びつきだけれど、漫画ではそうとう思い切った構図。大人同士の恋愛と違って、家に泊まりにきても一線を越えるわけではない。大人が子どもを搾取するのではなく、お互いの柔らかい部分で繋がろうとしているところは好感が持てる。
有終の美を飾って隠匿するも、分身のような睡蓮にも告げないというのは、沙羅双樹の覚悟や高潔さを感じさせる。
失意のどん底の自分を見つけてくれたのは、やはり分身。
うーむ。
人間の描写、人物の配置が恋愛シミュレーションゲームっぽくてヒロインたちには都合が良い展開が続きそう。
『お母さん二人いていいかな』が自伝だとすると、異なる人間関係もあるね。
陰湿で苦しい描写が相次ぐし、憎しみと強烈な愛情が入り混じる、生まれた家の家族たち。
憎しみを持ちながらも、相手の思考構造は理解できると冷静ぶるところが特に苦しい。
この巻の主役は脱獄王・白石。
彼がいかにして脱獄王と呼ばれるようになったのか。バッタバッタとなぎ倒し、向かう先は網走か。
折り紙使いの長男の子ども・つるぎちゃんに翻弄される康穂。
どこへ向かうストーリーなのか、謎が謎を読んで訳が分からぬ。
やっぱりその巻き込み力は、主役を張るに相応しい。
中学生らしい分かりやすい誘惑に惹かれるところも愛すべき少年。
連載から約20年?
大学生になったのに、まったく成長してない彼らに驚きだよね。
上原の魅力って男前でクールなとこ?30歳になったわたしにとって、ナオはもちろん上原の魅力すら分からん。







