阿川佐和子『阿川佐和子のアハハのハ-この人に会いたい2-』

 

を読んだ。

 

阿川佐和子のインタビューシリーズ「この人に会いたい」の第二弾。

1997-98年のインタビュー。

 

今から約20年前のインタビュー集ということで、

時代を象徴するような人物もいれば、もうお亡くなりになった人物もいて感慨深い。

 

このインタビュー集の中でとりわけ印象的だった人物は何人かいる。

 

まずは、バレエダンサーの熊川哲也。

文章を読む限りでは、天才肌の人物なのか自身の華々しい経歴についてあっさり語ってしまっている。

ロイヤル・バレエ団に入団したときには、技術的には日本人のほうが上だったと経験者ならではの見解を述べていて興味深い。ただ、演技力や自分をいかに見せるかということは卓越していたみたい。

こういう発言も、バレエ人気を一般化させた張本人だからこそ言える発言な気がする。

写真もすごく男前。

 

次に、ミステリー作家の西村京太郎。

西村京太郎の十津川警部シリーズは学生時代によく読んでいて、今でも2時間ドラマはよく観ているし比較的なじみのある作家。十津川警部役の渡瀬恒彦さんも亡くなってしまった。かなしい。

でも、ここで語られるのは同じくミステリー作家の山村美紗との"公然の秘密の関係"について。

これも全然知らなくてビックリ!

山村美紗がデビュー前で、単なるファンだったときからの付き合いなんて!

こういう堂々とできない話に切り込んでいくのがさすがのアガワさん。

 

最後は、高倉健。

寡黙なイメージが強くて、こんなにざっくばらんでちょっぴり下世話な会話もできるのかと意外だった。

 

 

 

このシリーズや三谷幸喜のエッセイでイラストを担当する和田誠の姿も初めて見たけれど、

想像よりも良い意味でくだけた印象で素敵。

 

 

 

 

 

やっぱり時代の成功者の言葉は重い。