『女の子ものがたり』(日本、2009年)

 

を観た。

 

西原理恵子の自伝的ストーリー。

 

何年か前に西原理恵子作品の映画化が相次いだ、そのうちの一つの作品。

大学生のときに『パーマネント野ばら』を観て、衝撃を受けちゃって、

当時はかなり西原理恵子作品を読み込んでいた。

 

同志社の図書館にはなかったけれど、

同志社のキャンパスに隣接する同志社女子の図書館には漫画とかアート関連の読み物もたくさんあって、よく出入りしてた。

そこで『ぼくんち』とかいろいろ読んだね。

西原作品をみると、なんだかその当時のことを思い出す。

 

閑話休題

 

この物語は主人公の漫画家が

友達のきいちゃん、みさちゃんと過ごした青春時代・地元時代を振り返る話になっていて、

小学生のときからストーリーは始まる。

きいちゃんの小学生時代を三吉彩花、高校時代を波留が演じていて、

今を時めく女優さんのあどけない姿がみられるね。

二人とも顔立ちはもう出来上がっていて、当時からもうすでに美人の風格を漂わせている。

 

西原理恵子の出身地は高知だけれど、

撮影地は愛媛で、伊予鉄バスも走っているね。

愛媛出張では何よりも、人の明るさに感動した!

わたしも田舎育ちで、田舎なんてどこも一緒だと思っていたけれど、まるで違う!

山陰の日本海側で冬は厳しい豪雪に包まれ、湿度の多い土地で生まれ育った人間の気質と、

瀬戸内海に面していて、カラッと晴れた空の下で生まれ育った人間は、まったく違う!

当然個人差はあるんだけれど、挨拶の第一声からして違うなぁ。いずれは愛媛に移住したい。

 

主人公のなっちゃんはこの土地育ちなんだけれど、友達2人とはちょっと違う。

劣悪な環境で育った2人(主人公はまだマシ)は、こんな環境でも、ひねずに明るく育って、

男の人に殴られたり搾取されたりして、結局は親と同じような生活を繰り返してる。

でも、悲壮感がないし、つねに明るいし嫌味がない。

別に何も考えていないわけじゃないし、劣悪な環境で育ってる分、甘っちょろくない現実とか世の中を知っている。それでも捻くれないし、人を責めないし、優しい。何より明るい。

主人公のなっちゃんはこの土地を出た人間で、2人はこの土地に残った人間。

主人公の絵の才能だってちゃんと認めて、自分たちの暮らすどうしようもない土地から追い出した。

 

 

じんわりと胸に沁みた。