『メリンダとメリンダ』(アメリカ、2004年)
を観た。
同じシチュエーションから語られる、悲劇ヴァージョンと喜劇ヴァージョンの恋のゆくえ。
メリンダという女性がホームパーティに突然押し掛けてくる、という設定で
物語は拓かれていく。
悲劇ヴァージョンのメリンダと喜劇ヴァージョンのメリンダは別人という設定で、
役回りも性格なども違うが、同じ女優が演じる。
ふたつの物語に共通するのは彼女だけで、他の演者や舞台はまったく別
なのだけれども、二つの物語がクロスオーヴァーするようなキーアイテムやキーワードがあったりするので、
おっ!と印象的に画面を見つめることができる。
わたしはね、喜劇ヴァージョンがすき。
ただのばからしいラブコメといった風情で、安心できるから。
悲劇ヴァージョンは、陳腐でシリアスな展開が、面白みに欠ける。
ウディ・アレンの映画は、なんの気負いもなく観ることができるから、佳いねえ。
あなたが、それは仕様のないこと、だと云うのなら、わたしは仕様のない人ね、と云うべきなのよね。
わたしたちの遣り方で、結びついていましょうね。
