『裏ヴァージョン』 松浦理英子
を読んだ。
「私はあなたを変形したい」ってすごい言葉だ。
松浦理英子の言葉の感覚はいつもながらちょっとすごいと思う。
冷静で、客観的で、ここにはこれしか当て嵌まらない!という言葉をすんなり持ってきてしまう。
セックスは人間関係の最大の出口だよなあ
だって、性愛はとても分かりやすい。
喩えようのない執着は、行き場をなくし、人を暴走させる。
タイトルセンスもそうだけれど、話の構成も入れ子構造になっていて、ステキ。
言葉の選び方から何から、松浦理英子は計算づくだよなあ、と思う。
他人による解説に書かれることも、ぜんぶ計算の内なんじゃあないか、と思う。
洗練されているなあ。
終わる前に、ブリューゲル版画の世界を観にいけてよかった。
ところで、やっと同志社も映画館割引制度始めましたね。
遅すぎるでしょ
立命館はとっくに大手のムービックスと提携して、立命館大学生1000円サービス施行してるよね?
京都シネマは、単館系で、いかんせん設備も良くないのよね
ヨーロッパ企画つながりで京都シネマなの?
キネマ旬報で取り上げられていた映画フォーラムにも立命館の学生は参加していたけれど、
同志社の参加者はいなかったような・・・
そもそも、京都シネマは学割5っていう学生五時以降1000円制度があるから、
今まではそれを利用していたわけで、そんなに恩恵を得た感じはしないのよね。
ああ、ここ1カ月くらい映画観にいけてない気がするなあ
ゆゆしき事態だぜ!!