数えることから始まる 算数の道 | 灘学習院のブログ 日本一の塾をめざして

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兵庫県・大阪府にある学習塾です。(西宮市・芦屋市・宝塚市・神戸市・豊中市)
◆1968年の創設以来、お子様の考える力を育てる思考教育を実践しています。
◆小学1年生から高校3年生までを対象としています。

おはようございます!

灘学習院の八尾です。



GWも終わり、夏に向かってまっしぐら!

教室の冷房もオンにして頑張っています!

 

 

私は、この3月から中山校、芦屋校の担当となりました。スタートから2カ月が経ち、新しい生徒たちも授業に慣れてきました。これまでは、授業の下準備にあくせくしておりましたが、少し余裕が出てきましたので、ゆるいペースで投稿を再開したいと思います。

 



 

今回は4月に開講した芦屋校の小学1年生のクラス(J1クラス)をご紹介します。

 




芦屋校では、4名の1年生が毎週元気いっぱい頑張っています。遠く宝塚からお父さんと電車に乗って通ってくれる子もいます!




J1クラスは、週に1回(芦屋校は毎週水曜日)、算数・国語の授業を80分行っています。算数は、たし算やひき算の計算と文しょう題に取り組みます。国語は、ものがたり文の音読と読解を行っています。時間配分は算数50分、国語30分という感じです。

  

 

芦屋校の生徒のすごいところは、80分の授業時間をフルに使って、問題と格闘しているところです。「すごい一年生になろう!」が合言葉で、みんな本気で頑張っています



算数と国語のあいだに少し休憩を入れることが多いのですが、芦屋校の1年生には休憩時間はいりません。集中力を切らすことなく、80分間フルに目の前の問題と向き合っています。

 


これからの成長が楽しみです爆笑



算数の原点は、数えることです。数えることから、算数や数学の世界が始まったのだと思います。

 

数えるというのは、単に、1、2,3、4、…と数を唱えることではありません。



正確に数えるということが大切です。

 

もっと言えば、知りたい数を正確に数えるというべきでしょうか。

 


ここが、これから始まる算数・数学の出発点です。数を上手に操ることを算数は目指しています。

J1クラスではまず、ここを徹底しています。



足し算や引き算の計算の仕方なんてのは後回しでOKです。そのうち、スラスラできるようになります。(くり返して覚えてしまうからです)

 



それよりも、知りたい数を正確に数えること。

 

そのために、絵や記号を書いて、ていねいに数えることから、思考がスタートします。

 

どうやったら、正確に数えることができるか

ここが、これからの思考の出発点です。

そこには、いろいろな工夫や、アイデアが必要です。

 

単に、絵や記号を書くのではありません。

どうやって並べたら数えやすいか、知りたい数を見つけられるか。そこに、知恵がいるのです。

 

思考授業は、その知恵を生徒と一緒に磨いていきます!

 


令和の子どもたちは、私たちの時代(ギリギリ最後の昭和世代?)と違って、数えるという経験が少ないように感じます。

 


私は三人兄妹でしたので、おやつの数や、ジュースの量を三人均等にするには、どうしたらいいか、数や量を分けたり、調整したりすることを自然に学んでいたように思います。


例えば、おいしいカルピスを作るには、コップに対して水とカルピスのバランスで混ぜたらいいかなど、おいしい!のために、頭を使っていたんですね。

 



しかし、現代はデジタル時代です!

あらゆることがデジタルで表示されます。

カルピスはカルピス・ウォーターに(笑)

 


ひと昔前のアナログな部分が残っていた時代、子どもたちは、物を数えたり、目盛りを読んだり、こういったことを勉強としてでなく、遊びや生活の中から、自然につかんでいました。

 


なんでも数字で表示されるデジタル時代の子どもたちは、数える経験をもとにした数量感覚が私たちの時代と比べて弱くなっています。

 


ぜひ、数える経験を、ご家庭でやってほしいと思います。

 

ドリルや問題集をやって得た経験よりも、遊びや暮らしの中で得た経験のほうがリアルで強いものです。

 

子どもたちの生きた経験と学校や塾で勉強として学んだことがブレンドされ、それが強固な知性となります。

 

今までお預かりしたすごい子の共通点は、まさにここなんですウインク

 


今回は、数えることが考える出発点になるというお話しでした。


それでは、今日はこのへんでニコニコ