学校からの「期末テスト対策プリント」 | 灘学習院のブログ 日本一の塾をめざして

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兵庫県・大阪府にある学習塾です。(西宮市・芦屋市・宝塚市・神戸市・豊中市)
◆1968年の創設以来、お子様の考える力を育てる思考教育を実践しています。
◆小学1年生から高校3年生までを対象としています。

豊中校担当の杉谷です。



順子先生より西宮の中学生の期末テストの結果についてなどの報告がありましたが、豊中方面は今週、来週が期末テストのまっただ中となります。


豊中校のみんなも他校の子に負けずに頑張ってもらいたいものです。

自分の未来は自分で切り拓いていきましょう!


先日の授業では、中1生がテスト勉強をしていました。

彼らの自学の方法にも注視しており、テスト前はそれをチェックするいい機会です。


取り組む科目、内容そしてその方法。

正しくできているかどうかをチェックしています。


たとえ時間をかけていても、その内容や取り組み方が違えば、なかなか力にはなりません。正しく頑張ることができているかが大切です。


もちろん、その「正しい」というものは1つではありませんから、それぞれの得手不得手に合わせて内容が人それぞれになるのはかまいません。

むしろテスト勉強としては全員が同じことをしていることの方がおかしいでしょう。


こういった場面にも「思考力」が試されます。どういったテストだから、何に取り組むかまで考える必要があります。出題する可能性を考え、それにはどうしていくか?しっかり考えて、取り組めるように成長してほしいと願っています。

そして、その結果として彼らの満足のいく点数となればなによりですし、私たちも彼らの満足感から少し元気をわけてもらうこともできます。



そういった面からも彼らに自学の方法を考え、学んでもらうことも必要で、塾でテストに向けて取り組むことの利点になると考えています。



そんな状況で先日中1の子がテスト勉強として、学校でもらったというプリントを取り組んでおりました。社会の「対策プリント」と題したものですが、私個人的にはなかなか衝撃のものでしたので、思わず写真を撮らせてもらいました…





社会のテスト範囲の用語が羅列されていて、それを各3回書くというものですが、これってどうなの??と思わされました。
たとえば「モノカルチャー経済」も3回書くことになっていますが「モノカルチャー経済」がわからない子が3回書いたところで何があるのでしょうか?

もっと言うなら、そもそも「対策プリント」なるものを用意する必要があるのでしょうか?そんなことは彼らが考えるべきではないでしょうか?
もちろん学校は学校で考えがあるでしょうし、そういった要望もあるのかもしれませんし、さらにはプリント用意したところでそもそもそれすらしない子もいるかもしれません。


ですが、本来は学校こそ「考える場」であるはずです。そんなところでこのようなプリントというのはもう少し大人も考えないといけないのでは…と思わされました。


一方で彼らにも考えてもらいたいとも思います。
たとえば今回のようなプリントを与えられたとして、これをどう使えば勉強につながるのか、ダラダラ書くのではなく、しっかり丁寧にすることで気持ちの整理になる…など与えられたから適当にやったり、面倒だといってしない、さらには「自分には必要ない」からで終わらせるのではなく、使い方をよく考えてもらいたいと思います。きっと自分にとっての学びを見つけることができるはずです。


彼らもそして大人もまだまだ「思考」することはたくさんあります。
共に「思考力」を磨いていきましょう。


豊中校のみんなも定期テスト頑張って!