翳りゆく部屋
作詞作曲:荒井由実
窓辺に置いた椅子にもたれ
あなたは夕陽見てた
なげやりな別れの気配を
横顔に漂わせ
二人の言葉はあてもなく
過ぎた日々をさまよう
振り向けばドアの隙間から
宵闇が忍び込む
どんな運命が愛を遠ざけたの
輝きは戻らない
私が今死んでも
ランプを灯せば街は沈み
窓には部屋が映る
冷たい壁に耳をあてて
靴音を追いかけた
どんな運命が愛を遠ざけたの
輝きは戻らない
私が今死んでも
どんな運命が愛を遠ざけたの
輝きは戻らない
私が今死んでも
【補足】
この曲はユーミンの中でも特に大好きな1曲です。
この曲が荒井由実時代の最後の曲だそうで、古い作品ですが今でも人気の1曲です。
夜が近づき部屋が翳り出しているのと、男女の関係が終わりを迎えようとしている様子が対比されていてなんとも詩的な雰囲気を感じます。
冒頭のパイプオルガンがその雰囲気を引き立たせていますね。
翳りゆく部屋は元は「マホガニーの部屋」という曲でした。
貴重なコンサートの音源です。
現在でも色んな方がカバーしています。
エレファントカシマシ版
ユーミンの曲は色んな方にカバーされて様々な魅力が引き出されると思うので、ほんとうに良い曲が多いなあと思います。
カバー画像:PHOTO AC