「ブルースをよろしく」ありがとう妹尾隆一郎さん | Nacomi「金魚のswampie」

Nacomi「金魚のswampie」

シンガーソングライター&ギタリストのNacomiのブログです。アルバムは6枚発売中!
歌の英語の発音レッスンもやってます。
SNSはFacebook, Twitter, instagram、TikTok発動中!

昨年 12月17日 Weeping Harp Senohこと妹尾隆一郎さん胃癌のための胃摘出手術後、腸閉塞になられて亡くなられました。ハウリンバーでの妹尾セッションに復活されたばかりで、これからまた演奏、歌が聞けると皆が喜んでいたので、本当にショックでした。

 

 

 

 

 

 

 

私は 塩次伸二バンド時代に妹尾さんと何度もご一緒させてもらったし、ハウリンバーのセッションにも何度となく行きましたので、私にとって、とても近い存在で、いつも「ナコミちゃん、ナコミちゃん!」とかわいがってもらいました。

塩次さんが妹尾さんとのツアーで栃木で倒れられて、病院に運ばれた時も妹尾さんに直接電話して、様子を聞きました。きっとあちらこちらから電話がかかっていただろうに、妹尾さんは「ナコミちゃん、俺がな、ずっとな、伸ちゃんの側についてるから、なんかあったら連絡するから、ホトケとか、他の連中に連絡したって」と言われました。そして亡くなられて佐野で仮通夜、お通夜、お葬式、、となった時も、きっと一睡もせず、気丈にふるまっておられました。。。。

 

私が、妹尾さんと昔から深い親交の落合氏と一緒にバンドすることになってLittle Walterの娘Marionに気に入られ、ルイジアナでLittleWalterMusic Festivalに出ることになった時も、本当に喜んでくださって、「凄いな、凄いな!頑張ってきいや!」と応援してくださってました。そう、妹尾さんは私の良き理解者でした。それは服田洋一郎さんも石田長生さんもそうでした。「どんどん、行きや!」って背中押してくれはった。。。。。。京大病院に入院されているとき、一度 一人でお見舞いの行ったのだけど、妹尾さん、病室にいない!どこいったかわからない。wwww 30分ほどまってたら 本を抱えて帰って来はりました。「暇やし うろうろしてるねん」と。そのあと、二人でブルースの話しました。楽しかった。。。。

亡くなられる1週間前に落合氏に病院に来てくれと連絡があり、飛んでいったらずっとブルースの話し。笑  妹尾さんがやりたかったブルース、そしてこれからどんなブルースをやりたいか、、延々と話は続いたようです。

 

さて、お別れ会の日、会場に行って主催の塩山さんに「どういう進行でいくんですか?」と尋ねたら「姉さんにまかす!」と一言だけ、、、えーーーーーーーーーーーーっつ!

妹尾みえさん、息子の泰隆さんも来られて、写真などの資料も提供してくださってたので、それを壁に貼ったりする作業をしつつ、集まってくる人達とご挨拶、、、中村瑞穂さんが献花の用意もしてくださってて、

会がはじまると、終始和やかに進んでいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に沢山の方か献花されて良かったなぁと思いました。そして、私も10年続いたハウリンバーでの「妹尾セッション」のホストバンドとともに1曲歌わせてもらいました。

 

妹尾さんのマネージャーだった高橋真一郎氏。

皆さんの、相当面白い思い出話と、演奏とが交互に行われ、最後は参加してくださってたハーピスト達が皆さんステージに上がってのラストの演奏。(仕切ってくれたマッケン ありがとう!)

 

 

 

私はハープ持っていくの忘れてたので(どんくさい) 参加できませんでしたが、妹尾さんの「ブルースをよろしく!」は確実に皆さんに 伝わっているのだなぁと思いました。塩山さん おつかれさまでした。あの会が出来たのは塩山さんが旗ふってくれはったおかげです。ありがとうございました。

 

実は最後のハウリンバーのセッションの次の日、妹尾さんとメールのやりとりをしたのだけど、それにこう書いてありました。

「ハウリンバーでは 約束していたから、演奏出来るかどうなるかわからなかったけど行った。でも 俺にとって奇跡が起きた。」

そして最後のやりとりでは「ナコミちゃんも 落合君たちを応援してやってください」とホストバンドのことを気遣ってはりました。

 

妹尾さん、もう一度、「おとうちゃんも、おかぁちゃんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも。。。」の口上を聞かせてください!やっぱり、妹尾さんいはらへんのん寂しい!!でも、でも、これからもいっぱいブルースやります。あちこち行ってブルースやります!いっぱい歌います!

妹尾さん、本当に本当にありがとうございました。