前回のブログの続きー。レコーディングについてです。魔の1日目から、2日目へ。何がうまく作用したのかを、振り返るためのブログです。今回は「自分の歌を知る」について。
メンバーが望む歌を、歌えない。
1日目の歌入れで感じてしまったことです。OKがなかなか出なくて、なんとか撮り終わったけど、自分的には納得がいってなくて。単純に私のスキルが足りてない、という問題もあるのですが、メンバーが思い描いていた楽曲のイメージと、私が発している歌声に相違があったのが一番の問題でした。
自分の声や歌や感性に自信がない。ほんとにPELOで歌っていいのかな。どうしよう。完全に自信を失くした私は、とにかくまずは自分の歌に自信を持たなければ!と思い、甘ったれの暴挙に出ます。
「自分の歌を他人に教えてもらおう大作戦」です(笑)
すーじー監督とカミオカンデ助監督と歌詞の最終ミーティングをしたときに、すーじーから言われてずっと引っかかっていたことがありました。すーじーに「私の言いたいことを言うなら、私が歌詞を書くのが一番早いよ。だけど、私はPELOに書いてほしいから、PELOらしさは絶対に消したくないんだ」と言われたんですね。そのとき「PELOらしさって何だろう?私の歌ってどういう歌なんだろう?」って考えたんです。でも、結局よくわからなくて。もしかしてそれがわからないと、自信なんて絶対つかないんだろうなって思って。
幸いにも私の歌や声に意見してくれる人は、たくさんいました。そういう人になるべくたくさん会おうと思いました。対バンライブで大好きになったバンドのみなさん、フリーで活躍する熱きプロデューサー、いつも褒めて伸ばしながら的確に指摘してくれるボイトレの師匠。尊敬するミュージシャンと話をしました。みなさん、いろんなことを言ってくれました。
「ライブであーゆう歌を歌える人は、ものすーんごくアウトローに自由に生きてるか、不倫されたりとか借金したりとか、とにかくものすごく人生苦労してるか、どっちかだよ。どっちかはわからないけど、どっちだとしても、僕は君と喋ったりしてる雰囲気も含めてすごく好きだから、自信持てばいいんだよ」
「何より君が楽しそうなのがいい!思わず僕らが踊り出しちゃったもの!」
「ライブの日のバックステージで野村君に『今回はしっとり決めたね』って言ったら、『本当はこういう路線でやりたいんだ』と話してくれたから、『ああ、あのボーカルが大前提の音楽をやっているんだな』と、率直に感じたよ」
「自分の好きなものに立ち返ってみたら?結局は魂がそれに動かされてるんだから。ナコちゃんが本当に好きなものって、軽いノリのもの?違うよね。本当に大事なのは、そこじゃないよね。」
「もっと自分が出た方がいいよー!メンバーとケンカしたっていいんだよ!ボーカリストなら、メンバーを自分の世界に引き込むくらいのパワーと魅力をつけなきゃ。大丈夫、ナコちゃんは人間らしい!こうやってしゃべってる雰囲気が、歌に出た方が絶対伝わるよ!ぶっ飛んでんだから、歌もぶっ飛んでいいんだよ!笑」
音楽をやっていて、ボーカリストの私を知ってる人たちと話をしたけど、テクニックうんぬんの話では不思議と盛り上がらなくて、結局私がどういう人間に見えてるのか、それを教えてもらって。「歌には人生が出る」。テレビで聞いたか本で読んだか、今まで頭では理解しながら、なんとなく遠くにあった誰かの名言が、ばちっと自分の道しるべになった気がしました。
もちろん、PELOのメンバーとも話しました。今後の活動をどんなものにしていくのか、PELOをどんな方向に持っていきたいのか、至ってまじめな話。
ミュージシャンだったら、音と音だけでぶつかり合えるのが、本当は理想なのかもしれないけど、やっぱりそれってやりたいことの本質とズレる。お酒を飲んだり、ご飯を食べたり、いろんなこと共有し合って、ズレたらちょっとずつ軌道修正して、ちょっとずつお互いの角を削りながら、ぴたっとハマる瞬間にシビれるのが気持ちいいんだもの。心を動かされるような何かを、誰かと一緒に作りたい。共鳴したいし、高揚したい。だから、ソロじゃなくて、バンドで歌っている。だからこそ、歌うときに意識していたいのは、
否定しないこと。押し付けないこと。
(異なる価値観とか、異なる感性とか)
褒めること。信じること。
(自分も、他人も)
遠慮しないこと。
(上2つができてないと自分がないから意見もできない)
そんな風に思って挑んだ、2日目のレコーディング。スムーズにいったので、前回撮った1曲目も、撮り直させてもらいました。楽しかったな。終わった後、何か高揚してたもんな。猛烈にありがとうメール打ちまくったもん。届くといいな。こういう気持ちで歌った作品をちゃんと残せることにとてつもない喜びを感じております。
やっぱバンドで歌うのがおもしろい。
メンバーが望む歌を、歌えない。
1日目の歌入れで感じてしまったことです。OKがなかなか出なくて、なんとか撮り終わったけど、自分的には納得がいってなくて。単純に私のスキルが足りてない、という問題もあるのですが、メンバーが思い描いていた楽曲のイメージと、私が発している歌声に相違があったのが一番の問題でした。
自分の声や歌や感性に自信がない。ほんとにPELOで歌っていいのかな。どうしよう。完全に自信を失くした私は、とにかくまずは自分の歌に自信を持たなければ!と思い、甘ったれの暴挙に出ます。
「自分の歌を他人に教えてもらおう大作戦」です(笑)
すーじー監督とカミオカンデ助監督と歌詞の最終ミーティングをしたときに、すーじーから言われてずっと引っかかっていたことがありました。すーじーに「私の言いたいことを言うなら、私が歌詞を書くのが一番早いよ。だけど、私はPELOに書いてほしいから、PELOらしさは絶対に消したくないんだ」と言われたんですね。そのとき「PELOらしさって何だろう?私の歌ってどういう歌なんだろう?」って考えたんです。でも、結局よくわからなくて。もしかしてそれがわからないと、自信なんて絶対つかないんだろうなって思って。
幸いにも私の歌や声に意見してくれる人は、たくさんいました。そういう人になるべくたくさん会おうと思いました。対バンライブで大好きになったバンドのみなさん、フリーで活躍する熱きプロデューサー、いつも褒めて伸ばしながら的確に指摘してくれるボイトレの師匠。尊敬するミュージシャンと話をしました。みなさん、いろんなことを言ってくれました。
「ライブであーゆう歌を歌える人は、ものすーんごくアウトローに自由に生きてるか、不倫されたりとか借金したりとか、とにかくものすごく人生苦労してるか、どっちかだよ。どっちかはわからないけど、どっちだとしても、僕は君と喋ったりしてる雰囲気も含めてすごく好きだから、自信持てばいいんだよ」
「何より君が楽しそうなのがいい!思わず僕らが踊り出しちゃったもの!」
「ライブの日のバックステージで野村君に『今回はしっとり決めたね』って言ったら、『本当はこういう路線でやりたいんだ』と話してくれたから、『ああ、あのボーカルが大前提の音楽をやっているんだな』と、率直に感じたよ」
「自分の好きなものに立ち返ってみたら?結局は魂がそれに動かされてるんだから。ナコちゃんが本当に好きなものって、軽いノリのもの?違うよね。本当に大事なのは、そこじゃないよね。」
「もっと自分が出た方がいいよー!メンバーとケンカしたっていいんだよ!ボーカリストなら、メンバーを自分の世界に引き込むくらいのパワーと魅力をつけなきゃ。大丈夫、ナコちゃんは人間らしい!こうやってしゃべってる雰囲気が、歌に出た方が絶対伝わるよ!ぶっ飛んでんだから、歌もぶっ飛んでいいんだよ!笑」
音楽をやっていて、ボーカリストの私を知ってる人たちと話をしたけど、テクニックうんぬんの話では不思議と盛り上がらなくて、結局私がどういう人間に見えてるのか、それを教えてもらって。「歌には人生が出る」。テレビで聞いたか本で読んだか、今まで頭では理解しながら、なんとなく遠くにあった誰かの名言が、ばちっと自分の道しるべになった気がしました。
もちろん、PELOのメンバーとも話しました。今後の活動をどんなものにしていくのか、PELOをどんな方向に持っていきたいのか、至ってまじめな話。
ミュージシャンだったら、音と音だけでぶつかり合えるのが、本当は理想なのかもしれないけど、やっぱりそれってやりたいことの本質とズレる。お酒を飲んだり、ご飯を食べたり、いろんなこと共有し合って、ズレたらちょっとずつ軌道修正して、ちょっとずつお互いの角を削りながら、ぴたっとハマる瞬間にシビれるのが気持ちいいんだもの。心を動かされるような何かを、誰かと一緒に作りたい。共鳴したいし、高揚したい。だから、ソロじゃなくて、バンドで歌っている。だからこそ、歌うときに意識していたいのは、
否定しないこと。押し付けないこと。
(異なる価値観とか、異なる感性とか)
褒めること。信じること。
(自分も、他人も)
遠慮しないこと。
(上2つができてないと自分がないから意見もできない)
そんな風に思って挑んだ、2日目のレコーディング。スムーズにいったので、前回撮った1曲目も、撮り直させてもらいました。楽しかったな。終わった後、何か高揚してたもんな。猛烈にありがとうメール打ちまくったもん。届くといいな。こういう気持ちで歌った作品をちゃんと残せることにとてつもない喜びを感じております。
やっぱバンドで歌うのがおもしろい。