普段仕事でよく使う言葉。
というか、
よく原稿で書きがちな言葉。

「おもてなし」

最近いろんなところで出てきすぎて、
言葉の意味がよくわからんくなって。
調べてみました。



1 人を取り扱う。待遇する。あしらう。「国賓として―・す」「よそよそしく―・される」

2 心をこめて客の世話をする。饗応する。馳走(ちそう)する。「山海の珍味で―・す」「客を酒で―・す」

3 そうであるかのようにとりなす。みせかける。
「無理に納得した体(てい)に―・す」〈漱石・吾輩は猫である〉

4 とりはからう。処置する。
「あるに従ひ、定めず、何事も―・したるをこそよきにすめれ」〈枕・四九〉

5 特に取り上げて問題にする。もてはやす。
「今様の事どもの珍しきを言ひ広め―・すこそ」〈徒然・七八〉
[可能]もてなせる



お料理振舞ったり、
お世話をしたり、
どうやらそういうことだそうです。

まあでも、
一生に一度のことだったら、
誰でもそうなるよね。
わざわざ呼び出してるわけだし。

じゃあ、おもてなしの質ってのは、
どうやって測ったらいいのでしょう?

「おもてなし」に価値を感じて、
お金を払うというのは、
どういうことなのでしょう?

まだいろいろ考えて、
調べてるとこなのですが、
一冊とても勉強になった本が、
ありました。


photo:01




50万部を超えてベストセラーになった
「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」
という本の続編。

私はこれを東京へ向かう、
新幹線の中で読みながら、
泣きました...ヽ(;▽;)ノ

いや別に泣く本じゃないんだけど。

自分が思っていた、
おもてなしの概念を覆されて、
しかもひとつひとつのエピソードが、
とても温かくて!

例えば、3/11の大震災。
売店のキャストが咄嗟に作った、
手作りのレインコート。
買い物袋に穴を開けただけの、
不恰好なものでした。
だけど。
機械点検のため、
外にいなければいけなかったゲストが
寒さと雨をしのぐためには、
とてもとても役に立ったのだとか。


例えば、名前のついた便器。
ひとつひとつに名前をつけて、
丁寧に掃除をするキャストがいます。
相手に直接接しなくても、
使う人を思ったおもてなしです。

他にも、
逆光の写真撮影を勉強するキャスト。
落とした指輪を、
小箱に入れて返したキャスト。


彼らの中にはたったひとつ、
ブレないルール。



「すべての人にハピネスを提供する」



これこそが、
ホスピタリティ=おもてなしであり、
「おもてなし」は「思いやり」
なのだとこの本には書いてあります。

自分のためのホスピタリティに、
きっと人は価値を感じるのでしょう。

ぜひ、みなさんにも、
読んでもらいたい本です。
この本に書いてあること、
少しずつ実践できるように、
意識して生活しようと思います。


しかしまあ、
言葉は難しいですね。
うまくまとめられた言葉を、
多用すると、
本質がわからなくなることが、
多々あります。
うまく伝えるためには、
伝え方をこねくり回すより、
伝え手と受け手が、
言葉の意味を深め合うことが、
とても大切な気がします。

「おもてなし」については、
まだまだ見方があると思うので、
たくさん勉強しようと思います☆


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