今回、お宿は玉泉さんと長楽園に取りました。大きな宿泊施設を楽しみ、おもてなしを受けたら喜んでくれるかもと思ってセレクトしたのですが( ^ω^)・・・大きすぎたらしい。
私は二日目の宿だった長楽園に一緒に宿泊したのですが、さすがというか車で敷地内に乗り込んだ途端、玄関で待ち受けていたスタッフさんがすぐさま駆け寄って来てくれました。
尋ねられたので名乗ると「円様、お待ちしておりました」と丁寧にお辞儀をされ、その横に別のスタッフさんが荷物を載せる台車をすかさずセッティング。
もう一人が宿内への誘導係として笑顔でおば達に寄り添って、計3名がかりで流れるようにお出迎えを受けました。
そのスタッフさんたちは皆20代と思しき若い男女で、私は接客態度と手際の良さにとても感心しました。
「お車の鍵をお預かりします」という彼に気持ちよく鍵を預けて、先に館内へ連れていかれたはずの3ババたちを振り返ったら、……なんだか誘導係のお姉さんにビクビクしながら、後じさっているのが目に入りました。(。´・ω・)ん? お姉さんが少し困ってるけど![]()
何してるの? と聞きかけた私の眼前に、唐突に母が私の荷物をグイっと差し出してきました。
「ハイッ!」って、勢いに押されて受け取ってしましましたが……荷台に乗せて運んでもらってよ……
おかげでわかったのですが、どうやらお宿のおもてなしが凄すぎて、戸惑いを通り越してしまったのですね![]()
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今だけはセレブ気取りで乗ってあげて。じゃないとお姉さんの手が浮いてしまうじゃないのっ![]()
天然の化粧水とも謳われる玉造の温泉ですから、ミニボトルを持ってきて温泉水を分けてもらうと良いよと伝えてあったのですが、宿で3ババたちがくみ取ったボトルを見たら黒っぽい赤茶けた浮遊物がたくさん入っていました。
何これこんなの玉造のお湯じゃないよ!! と目をむいても3ババはきょとんとして、「これ、湯の華でしょ」という。
きっと違う。それに、このままじゃ保存に問題が出そう。
源泉を引いているところだったので、玄関先の甕からお湯を汲み直してのち、
翌日は松江城の堀川遊覧船に乗りました。
水中に藻の森が。
島根県が生み出した「万華鏡」という名前のアジサイ。
遊覧船の景観の彩りに、関係者さん方が植えたとのことです。
「橋が先にあり、船が後」と船頭さんが口上を切る所以は、遊覧船の日よけの屋根が橋の下をくぐる時に下がってくるからです(一部の橋です)。船の上にいる人は、屋根に合わせて自分たちも頭を下げ、背中を曲げ、体勢を低くしないといけません。のんびりと水遊び気分でいたら、予想に反してアトラクション寄り。
水面を渡る風が涼しくて気持ちよかったのですが、船を降りたのち太陽が南中になろうかという暑い時に松江城に登っていたので、3ババは疲れたみたいでした。
松江歴史館内にある「きはる」さんで、和菓子と抹茶をいただきながら休憩。
万華鏡を見る通り、この頃はアジサイがどれでも見事に見頃でしたので、月照寺へ行こうと提案したのですが、
「暑いからイヤ。室内はないの?」
と言われて断念しました……。
室内だと? 県立美術館は今ヱヴァンゲリヲン展じゃ、用はないだろ。
金運アップの福こづちのことを思い出し、早々と松江を離れて出雲大社へもう一度戻ることにしました。



