サルかに話
2歳のK君を寝かせるのは、最近の日課のようなものだが、今夜は久しぶりにせがまれて、お話を聞かせてやった。
「さるかに話」
しかし、である。
眠りにつくどころか、 なんで?どうして?の大連発で物語すら進行しない。
いわく
私 「かにさんは、柿の種を植えて一生懸命そだてました。」
K君 「なんで?」
K君 「なんで柿の木にのぼれへんの?」
・・・
私 「子がにたちは、みんなで悪いサルをやっつけにいくことにしました・・・いがぐりは囲炉裏の灰の中にかくれました。」
K君 「なに? どこのこと?」
私 「水がめに隠れていた子がにたちは、いっせいにところかまわずサルにちょきちょききりつけました。
K君 「頭? 散髪? なんではさみできるの?・・・うぅわからん・・・」
私 「かにから逃げ出したサルを、とびらのかげに隠れていたくまんばちがつきさしました。」
K君 「どこ?」
私 「げんかん、Kがくつはいておでかけするとこあるでしょ」
K君 「まど? 公園? ・・あぁかぎのところね。 ・・くつにこうしてこうしてするの(靴べらのこと)ある?」
私 「・・・屋根から、うすどんがとびおりて サルはやっとぺっちゃんこになりました。」
めでたしめでたし
ふぅ つかれるわぁ!
ところが、苦労のあとK君の一言
「あ~ぁ かあさんと一緒にねたかったなぁ」
なんだとぉ! この苦労はなんだ一体。
・・・ なんとか寝てくれました。