今日のこと。
仕事に行く。
長女に与えたばかりのスマホでさっそく友達とトラブルを起こしたので、今日から仕事にスマホを持っていくことにする。
何故、子どもはこうもわかりやすいのか・・・。
職場では、昨日本社から人が来てコロナに感染しないためにお客様と接近せずどうやってお金や品物の受け渡しをするか、店長に指導してくださったらしい。
親切丁寧をモットーにしている我が店では難しそうだろうと思ったら、案の定なかなかマニュアルどおりにできなかった。
4月から就職が決まったベトナム人のバイト君から、仕事がないので土曜働けないかと連絡がある。せっかく決まった仕事なのにこんな疫病騒動に巻き込まれて気の毒なことこの上ない。
私の方で入学式がなくなった長女の教科書を取りに行く用事ができたので、替わりに入ってもらうことにする。困ったときはお互い様だ。
朝からやはり一見様の来店が多い。
何故か履歴書を持ったおじいさんがいたので、こんなときでも人手が欲しい職種があるのだなあ、と感心する。
今日は得体の知れないものへの恐怖が排他感情を生むという典型的な事件があった。
先週高熱で欠勤したバイトちゃんからまた連絡があり、また高熱が出たので休みたいとのことだった。
彼女はお金に困っているので、先週熱が出た次の日から普通に出勤していたのだが・・・
彼女のことをあまりよく思っていないバイトちゃんが
「高熱だしておいて様子見で何日か休まずすぐに仕事に来るなんて無責任ですよねえ!」
と大騒ぎをしだした。
熱が出たバイトちゃんからは「扁桃腺が原因の熱」と聞いていたので上がったり下がったりはまあ想定内だろうと思っていた私は、熱を出したのが他のバイトちゃんだったらこんな大騒ぎしないだろうと半ば呆れて見ていて、同じ気持ちで彼女を見ているスタッフもいることは表情でみてとれた。
こんな非常時に一番取り憑かれてはいけない感情だ。
彼女は普段の素行も悪いので、説教するのもバカらしかった。
コロナウイルスがもたらしたもののなかで一番忌むべき事件だった。