こんにちはニコちゃん①
♡元エステティシャン♡同棲*婚約*遂に30歳!!
こっちのBLOGから来てくれた方
ありがとうございますごめんなさい
ここでは、、、電球
お母さんの病気のこと書いていきます。
私がそうだったように、
誰かの為になればと思います。

 

毎日、興奮し泣き叫び、『帰りたい!!』というお母さんの症状は相変わらずでした。

 

家族間では、『帰りたい病が出た!』と知らせるようになっていました。大体、毎日夕方になると必ずそうなります・・。酷いときはお昼頃面会に行くとすぐにその症状がでることがありました。

 

看護士さん達がお母さんの気を紛らわそうと、病院の廊下を何十周も付き添って歩いてくれたり、病院内にあるコンビニに入ったりしてくれていました。

 

ある日、病室には私だけになり。

お母さんも興奮は落ち着きベッドに横になり眠っていると、彼が来てくれました。お母さんは、私の彼が来ると一応”外向きの顔”になります。

 

『こんなところまで、ごめんね~。ここは、何も無くってつまらないところなのに、ごめんね~。』と優しい、お母さんになります。

この姿を見て少し安心していました。

 

彼が来て、少しお話しをしてると突然。

『買いに行かなきゃいけないんだった!』と、何かを買いたいと言い出すお母さん。何が欲しいのか聞いても言葉がうまく出てこないので、私達もよくわかりません。

 

コンビニに行くようになり、 【買い物】ってことを思い出し欲しい物があると買いたいと言うようになりました。

 

とりあえず、彼とお母さんとコンビニに行ってみることにしました。病室から出るときは、まだまだフラ付くので手を繋いで歩きます。片方は私が、もう片方は彼が一緒に繋いで歩いてお母さんは、嬉しそうでした。

 

コンビニに着くと、お母さんはノートとペンを選び『これが欲しい!』と・・・。何かを書きたいんだそう。文字も読めないし、、、何をしたいのかな?と思ったけど、自分からしたいと言ったことは全部やらせてあげたかったので、ノートとペンを買ってあげました。

 

まだまだ数字も読めないので、レジでのお会計の時も金額は読めず、とてもおかしなことを言ってたけど、自分で金額は確認し『あとで返すからね(^_^)』って言ってたのを思い出します。

 

この日は、コンビニに行き欲しい物を買ったお母さんは、私達が帰る時もいつものように興奮はせず、穏やかにベッドで横になってバイバイしてくれました。

 

帰りにお母さんが興奮しない日は、すごく嬉しい。

 

だけど、その分かわいそうに・・・って気持ちが強くなりました。なんでお母さんがこんな目に合わなきゃいけないんだろうって思っちゃうんです。。

 

『バイバイ』っていうお母さんが淋しいそうで、やっぱり違う辛さがでました。

 

そんな日は、彼に励ましてもらいながら帰りました。