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サンタモニカナチョ

基本的に映画のことばかりのブログ。

好きなこと 映画*犯罪心理学*ファッション*工作*読書

著者:高野苺

「orange」2巻が出たあたりでずーーーっと読んでみたくてウズウズしてたんですが、パラパラっと読んだ時に小畑友紀先生の「僕等がいた」と同じニオイがしたので完結してから手をだそうと待ってました。
(理由:続きが気になるし病んでる男子が出ている漫画描いている人はなぜか休載が多いのでその間やきもきしたくないからです。)




ここから感想。

わたしの好きなタイムトラベルものでした。
10年後の自分から手紙が届き、好きな人を助けるために行動するといったストーリー。
爽やかで恋愛ものにありがちなドロドロ感があまりなく、主要キャラクターはみんないい子だし、グダグダした箇所がなく5巻でまとまっているのが良かった。

絵も背景の書き込みもうまく、わたしが一番惹かれたのが表紙デザイン。
構図もロゴも少女マンガのテイストを崩さず、かつシンプルなデザインで好きです。

少女漫画って背景がニュアンスでぼんやりした表紙が多いんですが、こちらの表紙は背景まで細やかに描いてあるのも異彩を放ってます。
そして謎かけのように実は表紙に意味合いがあるのも素敵。

端的に言いますと、
最近の少女漫画の装丁はみているだけでたのしい。



ここからは自分の考えをまとめるためにもネタバレ含みます。










タムトラベル系に付随してくるパラレルワールド。
パラレルワールドって考えれば考えるほど不思議だなぁって。

仮に、

菜穂たちの現在(Aの世界)
菜穂たちが10年後(Bの世界)

だとして、菜穂たちの現在(Aの世界)で10年後菜穂と須和が結婚する世界もありうるとすると(Aの世界 その2になるってことだよね。パラレルワールドを肯定すると時間軸や世界が崩れるので今回の結末はいろんな解釈があると思う。
まぁでも、素直に翔が助かって本当に良かった~。

全巻読んで思ったのがますます「僕等がいた」とかぶる。

翔=矢野(心に闇を抱えた闇系男子。一見外面はよくてモテるがたまに冷淡)
須和=竹内くん(面倒見がよく翔=矢野の理解者。主人公が好き。当て馬。不憫)

みたいな。笑
わたしは2番手のキャラクターに惹かれるので今回も断然須和推しでした。
いやビジュアルも性格もどうみても翔より魅力的です。笑

菜穂はどちらの世界に行ってもこの二人のどちらかとくっつくわけなのでほんと羨ましい限りです。

翔は死なずに済んだけれど、心の病は簡単に拭いきれるものでもないので、また死んでしまうパラレルワールドも存在するかもしれない。そして1巻に戻る。笑

そんなエンドレスループを想像してしまうわたしはひねくれているなと感じます。


まあ未来から手紙が届くってファンタジーだけどすごく好き。
「なぞの転校生」みたいなお話じゃなくてよかった!

そして作者の高野先生、出版社移動して映画も決まり結果オーライでよかったです。
映画も時間があったら観に行きたいなぁ。