
監督 青山真治
脚本 荒井晴彦
原作 田中慎弥「共喰い」
製作 甲斐真樹
ナレーター 光石研
■キャスト
遠馬…菅田将暉
千種…木下美咲
琴子…篠原友希子
円…光石研
仁子…田中裕子
■あらすじ
昭和63年。高校生の遠馬(菅田将暉)は、父(光石研)と父の愛人・琴子(篠原友希子)と暮らしている。実の母・仁子(田中裕子)は家を出て、近くで魚屋を営んでいた。遠馬は父の暴力的な性交をしばしば目撃。自分が父の息子であり、血が流れていることに恐怖感を抱いていた。そんなある日、遠馬は幼なじみの千種(木下美咲)とのセックスで、バイオレンスな行為に及ぼうとしてしまい……。
■感想
菅田将暉くんの出ている映画を片っ端から観ておりまして、
やっぱりまず観なきゃと思ったのが共喰いでした。
重たい映画とわかっていて観たんですけど、どんよりした空や川、昭和という時代、閉鎖的な街並み…いかにも純文学っぽい映像は世界観が出ていてすごいなと思いました。

ちなみに原作未読です。
おそらく当時まだ10代である菅田くんは今のように目がギラギラしていなかったけど、やっぱり演技はとてもうまかった!
改めて思ったのが台詞の言い回しがうまい。

最近よくみる「グラブってないの?」って言うアプリのCMでもそうだけど、
あんな数秒なのに「グラブるって何?!」って思わせてしまう表現力すごいなーと思っていたら、
この前帰省したときに母がそのCMをみて「この子演技うまいよね。」って言ってきまして、
「だよね!菅田くんのでてるドラマとか映画他に何か観た?!」って聞いたら
「いやCMでしか観たことない。」
って言っててびっくりしました。15~30秒のCMで演技うまいとジャッジする母にもびっくりですが、そう思わせた菅田くんのポテンシャルの高さにも驚きです。
脱線してしまいましたが、要するにサディストとしての性的趣向を主人公が受け入れるまでの話であってとくに盛り上がりもなく、淡々と粛々と終わる映画でした。

性的趣向は遺伝するのかは科学的に実証はされていないようですが、類似するケースも多いそうですね。
わたしが思うに、父が暴力を振るうってところを見せたから影響を受けた訳で、父と接触していなければ開花することもなかたんじゃないかなーとも思いました。
