当たり前だが、シフト制なので、助産師さんがよく入れ替わる。

朝と昼、夜でも違う気がした。


その都度、名前を名乗ってくれるのだが、分娩当日にお世話になった方以外は名前を覚えられなかった。


でも皆さん、優しくてありがたい。


入院中は、血圧、体温、血中酸素濃度、ちょくちょく計られる。あとは処置の前にも。


先生も朝と夕方、簡単だけど挨拶しに来てくれた。主治医は、外来の時からお世話になっている女医さんなのだが、チームでやってます、ということで処置を行う先生は違ったりした。


ちなみに1回目の処置は、20時くらいになると思います、と予め言われており、痛み止めをどうするか、事前に確認があった。


なくてもいいようだが、少しでも処置の痛みを減らしたいに決まっている。

だから、使えるものなら使えたいし、そもそも痛み止めは使えないと思っていたので、ありがたかった。


あとは使う場合には、ロキソニンの錠剤か、座薬の痛み止め、どちらにするかだ。


錠剤よりも座薬の方が速効性があるようで、どちらにするかは好みでよいと言われた。


さすがに座薬でおしりにいれてもらうのは抵抗があったので、万が一効きが悪かったら次は座薬にすれば良いかと思い、一旦錠剤を希望した。


ロキソニンを処置の時間の約1時間くらい前に飲んだ。

心配性の私は、あまり時間がたちすぎても効きのピークをすぎてしまうし、時間が無さすぎても効かない可能性もあるなぁと思い、少し神経を使った。多分そこまで大きく痛みは変わらないのだろうけど。


あとは、感染症予防ということで抗生物質も飲む必要があった。


これまで調べた情報だと、子宮口を開く処置は、

気絶するほど痛い、とにかく痛い、そんなに痛くなかった、等々、人によって様々な感想で、自分はどこに属するのか謎だった。

痛みに強くはないので、痛いだろうなぁ~あとは痛み止めがどの程度効くかだなぁ~と思った。


そして時間になり、助産師さんが呼びに来た。歩いて処置室まで向かう。足取りは重かった。正直やりたくない。


内診台にあがるが、前にはカーテンがあるので、医師が何をするかが見えないし、また、はじめての内診台は緊張が増す。


ただ、力が入ってしまうと痛みを感じやすいと聞いていたので、大袈裟なくらい吸って吐いての呼吸を頑張った。


一応、医師はこれからやる作業(器具入れますね~、消毒するのでちょっと冷たいかもしれません、つまむのでちょっとチクッとするかもしれません、ガーゼ入れるので押される感じがあるかも、もう終わります、等々)を都度言ってくれた。

声掛けをしてくれるのはありがたいし、助産師さんも、辛いけどね、もうちょっとだよ~等声をかけてくれた。


ちなみに、器具というのは、子宮口がちゃんと見える状態にして、かつ安全に処置ができるようにだと思うが、入れるだけではなく、ネジのようなものを巻いて固定していた?のが印象的だった。


その時は若そうなお兄さん先生だったので、大丈夫かな?と思ったけど、思っていたよりテキパキ処置をしてくれたと思う。


助産師さんには、大丈夫?!痛かったね、って優しく言われて、優しくしないで~泣けちゃうから、と内心思った。


初日なのでラミナリアは1本と聞いており、処置自体はすぐ終わった感じ。

終わったあとは、ガーゼを入れているので大丈夫だと思われるが、念の為普通の日用のナプキンをあてた。


ちなみに痛みについては、ラミナリアを入れる時に、子宮口を器具でつまむのだが、その時にズキっと痛む感じだった。なので、ラミナリアを入れること自体については特に痛みを感じなかったように思う。

痛み止めを飲んでいたので、痛み止めなしよりはだいぶマシだとは思われた。


あとは最後にガーゼを詰める時に、鈍い痛みというか、圧迫感を感じるくらいだった。


ブログでは気絶するほど痛い、という感想もあったのでふと思ったが、今回は中絶だから痛み止めが飲めただけで、そうじゃない場合、つまり赤ちゃんを生きて出す為に子宮口を開く場合は、痛み止めは使えないのかな?と勝手に思った。


そうだとすると、ゾッとする。

多分痛み止めがなかったら相当痛いのかなぁと。


ラミナリアを入れたあとは、2時間は安静ということで、助産師さんに車椅子で病室まで送ってもらった。

2時間以内にトイレに行く場合にも呼んで下さいとのこと。また、トイレに行った際、ガーゼ等が出てしまった場合は、水を流さずに呼んで欲しいことを言われた。


一応、しばらくトイレに行かなくてもいいように、処置前に済ませていたのでこの点は大丈夫だったが、、

病室に戻ったあと、涙が出てきた。

もう引き返せないんだなと思ったら悲しくて。


次の処置は翌日の朝。

8時半以降になるけど、詳しい時間はまた明日の朝お知らせしますと言われた。


薬を飲む時間を計算しなくては。


とりあえず今回錠剤で耐えられたので引き続き錠剤の痛み止めを使うことにした。