こんにちは。
リズと青い鳥を見ました。
響けユーフォニアムの続編です。
ツイでネタバレしない用ですので、ブログではめちゃめちゃネタバレします。
◎感想
①傘木希美と鎧塚みぞれについて
②童話『リズと青い鳥』について
③第三楽章ソロパートについて
④ダブルリードの後輩について
①傘木希美と鎧塚みぞれについて
互いに素がテーマなだけあり、この2人の愛(一方では恋)の方向性が重ならないところがめっちゃいいですね。
ユーフォ2期のみぞれ回を見返したわけですが、希美は中学のときからみぞれのオーボエが好きだと言っています。
それに対して、みぞれは自分を吹奏楽部に誘ってくれた、友達になってくれた希美を好きになります。
ハグのシーンでみぞれは希美に対し"希美の"好きなところを列挙しますが、希美が食い気味に「みぞれのオーボエが好き」と言った後は間があり、希美は笑って「ありがとう(もういいよ)」と言って音大へ行くことを諦めます。
みぞれがいくら愛を伝えても、希美としては自分のフルートを認めてほしい部分があって、それを客観的に見せられたためとても辛いシーンでしたね。
演奏技術の差というのは本人が一番実感しているところでしょうかね。
劇中でもみぞれと対等になれる気がして音大を志望したと言っていますが、新山先生はみぞれにだけ音大を勧めたり、みぞれには熱心に指導をするのに希美が音大を受けようと思っていると言っても頑張ってねで終わってしまったりします。
自分とみぞれの差を感じているときに、後述のソロパートを経て、みぞれには自分のフルートを好きでいてほしいのに、好きと言ってほしいのに...というところですね。めちゃ悲しいです。
これ新山先生がフルートの先生というのがまたダメージでかめですね。
②童話『リズと青い鳥』について
一人ぼっちのリズと、自由な青い鳥、初見では、一人ぼっちのみぞれと自由な希美を上手く重ねたなと思っていました。
最後みぞれが青い鳥となって羽ばたいていくのはマジで泣いてしまいました。
この「リズ」と「青い鳥」の逆転は、後輩と仲良くなっていく過程などでとても丁寧に表現されているなと思いました。
どっちがリズでどっちが青い鳥なのかわからないように本田望結ちゃん1人2役にしたのも、そこまで考えるんかい!となりました。
一方で、希美とみぞれが『リズと青い鳥』に対して持つ解釈が本編とどうリンクしているのかがよくわかりませんでした。
「青い鳥はまた帰ってくればいい、物語はハッピーエンドがいい」と話す、実はリズの希美。
「私がリズなら青い鳥を一生閉じ込める、リズに言われたから青い鳥は飛びたたなければいけない」と話す。実は青い鳥のみぞれ。
逆転に気づく前なので、まだ希美は自分を青い鳥、みぞれはリズに重ねているがゆえの言葉でしょうか。
また帰ってくるのは一度退部してまた戻ってきたことに対してですかね。わかりません。
3回目を見るときは、物語の解釈と2人の気持ちを考えながら見ようと思います。
③第三楽章ソロパートについて
オタクに教えてもらいましたが、このソロパートは作中で一度もそろわなかったそうです。
ピッチが微妙であったり、お互いの音を聞いていなかったり。
みぞれが羽ばたいたとき、希美は吹ける状態ではありませんでした。
これはオタクの勝手な想像ですが、このソロはこの先もずっと合うことはないと思います。
フルートとオーボエの掛け合いが重要なのに、希美はこのパートをみぞれのソロと認識し、自分がそれを支えると言っています。
希美は、「今はまだ無理かもしれない」けど、みぞれを支えられるように頑張るでしょう。
でもそれはこのソロにおける本当のリズと青い鳥ではないと思います。
そういうところも『disjoint』なんですかね?
オタクの妄想でした。
ところで、ソロパートのシーンは洗足学園の演奏技術に驚きました。
羽ばたいたときのみぞれの演奏はできると思いますが、みぞれのセーブした演奏や、希美の部活内では上手いかな~というレベルに落とした演奏の吹き分けはめっちゃすごいです。
「ピッチ微妙かな」の演奏も朝イチであまり楽器に息を入れてないときあるあるの絶妙な低さでビビりました。
④ダブルリードの後輩について
剣崎梨々花ちゃんめっちゃ可愛くないですか?
一瞬でハマりました。めっちゃいい子ですよね。
「みぞせんぱ~い」って、は~可愛いかよ。「ナガせんぱ~い」って言われたい。
剣崎梨々花ちゃんもそうですけど、バスーンとコントラバスーンの子もめちゃいい子ですね。
ダブルリードの会にみぞれが参加しないときも3人そろって心底ガッカリしてたのが良かったです。
設定を全然知りませんが、このダブリ1年ズは初心者なんですかね。
練習曲を吹く剣崎梨々花ちゃんの演奏は、みぞれと比べたらレベルは落ちますが、それでも超うまいです。
初心者だとしたらみぞれが口下手なりに丁寧に教えてあげて、だからこそ剣崎梨々花ちゃんはみぞ先輩大好きなのかもしれませんね。
そう考えると尊みでエモ散らかします。
とりあえずの感想は以上です。
これ以外にも希美とみぞれの足音とか、楽器の用意の仕方とか、すごくこだわりを感じる部分があります。
マジで無駄なシーンがないです。
ただ山田尚子監督渾身のダブルリードギャグは意味不明でした。
リズと青い鳥に対する解釈がまだわからないので、サントラ買って吹奏楽曲を聴いたり、考察オタクのブログを読んだりしてから3回目を見たいと思います。
すごく良い映画だったので見てほしいです。
以上
