死後一週間が経過し、
今の気持ちを残しておきたいと思い、
この文章を書いている。
ワタクシが父の転勤で
アメリカのヒューストンに住むことになったのは、
1985年の春。
小学校を卒業したばかりの中学1年生。
好きな音楽って言ったら、
菊池桃子か、チェッカーズだったワケですよ。
そんな中坊が、アメリカでMTVなるものを観ることになり、
いろんなアーティストのPVなんかを
毎日チェックするようになります。
当時のPVは、今ほど作り込まれておらず、
もちろんCGの質も低かったので、
ある意味、分かりやすい映像だったので、
渡米したばかりで英語がわからない中坊のワタクシには
ちょうどイイ番組でした。
で、出会っちゃった映像。
ヒューストンに住んですぐに、
ホイットニー・ヒューストンって歌手が出てきたら、
そりゃ、インパクトあるし、覚えるでしょ。
まずはこの曲。(最高の1曲の一つ。ちなみにカラオケでも歌います。。。)
歌詞は良くわからんが、
奥さんのいる人のこと、好きなのかな
みたいな。
http://youtu.be/ewxmv2tyeRs
で、次がこれ。
自分の子供のころを思い出してるんだろうな~。
みたいな。
http://youtu.be/IYzlVDlE72w
時代はポップス全盛。
ちなみに毎週ラジオで聴いていた
「American Top 40」(DJは初代のケイシー・ケイサム)の
年間シングルランキングの上位は、
1位 ケアレス ウィズパー (Wham!)
2位 ライクアバージン(マドンナ)
3位 ウェイクミーUp ビフォアーユーGoGo(Wham!)
ってな具合。
この年以降、ラップが徐々に浸透し、
NBAにマイケル・ジョーダンというスーパースターが登場。
一気にブラックカルチャーが広まっていく。
その中で、ホイットニーは常に音楽シーンの中心にいたし、
最高の歌声だと思ってた。
ボビー・ブラウンとの結婚が良くなかったって意見も多いけど、
あの当時のボビーは、ハッキリ言ってかなり人気があったので
仕方ない気もします。(プロデューサー陣も超豪華!)
なんたって、スーパーアイドルグループで13歳とかでデビューして、
ソロになっても大成功っていうキャリアだからね。
そっから転落しちゃうんだよなぁ…。
結婚したばかりの2人のデュエットソング。
個人的には好きな曲です。
http://youtu.be/QlgFvYQMEBY
離婚したけど、結局はボビーのこと、
好きだったんだろうなぁ…。
かなり多くの黒人女性シンガーが、
「私のアイドルはボビー!!」って言ってるのを聞くので、
日本人が思う以上にスターなんだと思う。
実は離婚後にリリースした曲を聴いて、
復活を信じていたし、
チャカ・カーンとか、ディオンヌ・ワーウィック(ホイットニーの叔母)みたいな、
いい感じのソウルおばさんになるんじゃないかって、
期待していました。楽曲的には、かなり好きです。
http://youtu.be/wNIcVTmUSOU
さて、まとまりのない文章、
ただ、ひたすら思い出しながら書いてしまったけど、
とにかく、良く聴いてました。
音楽ってのは、
曲ごとに思い出が詰まってて、
聴いてると、色々思い出して、胸キュンですね。
特にワタクシにとってのホイットニーは、
洋楽への入り口みたいな感じで、
アメリカで見てた、MTVに始まり、
ポップス系のダンスサウンドにも対応した高校時代、
クルマの中でヘビロテしてた大学時代…。
大好きだったあの子とも聴いたっけな。
しばらくは思い出を振り返りながら、
一人で音楽に包まれます。
ご冥福をお祈りします。